今年もさまざまな企画に挑戦し、感動を生んだ日本テレビ系「24時間テレビ41」(25~26日)。一方で、こうした内容が“感動ポルノ”と批判もされている。
そして、こうした批判に切り込んだ障害者のための情報バラエティー「バリバラ」(NHK・Eテレ)が今年も攻め込んでいると注目された。
2日間の平均視聴率は関東地区で15・2%(ビデオリサーチ調べ)を記録。瞬間最高視聴率は、チャリティーランナーを務めたお笑いコンビ、ANZEN漫才のみやぞん(33)が日本武道館にゴールした瞬間で34・7%(関東地区)をたたき出した。
「今年も義足少女の登山挑戦や、視覚障害者と芸能人がペアを組んで社交ダンスに挑むなど、さまざまな形で障害者と芸能人が共同でチャレンジする企画が流されました」と放送関係者。
そしてこう続ける。
「かつてほどの視聴率は望めないものの、ここ数年は、全体で10%台後半、瞬間最高も30%台と数字的にはまずまずの結果が出ています。しかし、一方で“感動ポルノ”との批判も増えてきているのは事実です」
こんな批判を真っ向から問いかけているのが、NHK・Eテレの「バリバラ」だ。2016年から3年連続で、「24時間テレビ」のウラで、挑発的な内容を問い続けているのだ。
「今年のテーマは“障害者はテレビを救う”でした。タイトルからして、まさに24時間テレビのキャッチフレーズである“愛は地球を救う”のパロディーでした」とテレビ誌編集者。
内容もかなり攻めたものだった。番組では、手話対応している番組が1日あたり30分ほどしかないことや、字幕の流れが速すぎることなど、テレビ視聴者としての障害者に対して、いまだにほとんど配慮されていない状況を、実体験をもとに明らかにしていったのだ。
ネット上でも、こうした内容に「さすがに攻めてる」といった高評価が集まっている。
「24時間テレビは、インターネットもなかった時代には十分、世の中の要求に応えていた。バリバラがウラで生放送するのも、ある意味、24時間テレビが問題提起をしてきたからともいえる。ただ、24時間テレビも役目を終える時期に来ているのかもしれない」と先の放送関係者。
ちなみに今回の「24時間テレビ」番組終了時点での募金額は2億6787万5910円だった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00000002-ykf-ent
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