10月11日に放送された米倉涼子(43)主演のドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系、木曜21時)の初回視聴率が15.0%と好調なスタートを切った。
それに先駆けて3日から11日まで、主に15時枠で再放送された米倉の代名詞ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」も6~7%をキープ。最高視聴率は8.5%を記録した。
対照的に普段からの冴えない数字が浮き彫りになってしまったのが、同時間帯に放送されていた他局のワイドショーだ。リーガルV放送前日(10日)のドクターXが7・7%だったのに対して
「ミヤネ屋」(日本テレビ系)は5.2%、「ゴゴスマ」(TBS系)は3.7%、「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ系)は3.5%だった。
なぜワイドショーは“惨敗”したのか。ネット上では「似たり寄ったりのニュースばかりより、ドラマの方がマシ」「新しい情報も切り口もないから見る気がしない」と批判的な意見が目立った。
■同じネタと映像で視聴者に飽きが
確かに、10日のワイドショーは3番組とも「元横綱輪島氏の死去」「あす豊洲開場」など横並び。これが毎日では視聴者がウンザリするのも無理はない。
いくら低予算で番組制作しようとしても、再放送番組よりはお金がかかる。費用対効果の面から考えても、改善の余地はありそうだ。
テレビ・ドラマ解説者の木村隆志氏が言う。
「ゴゴスマは都政批判、ミヤネ屋、グッディ! は芸能人のスキャンダルを多く扱い、独自色を出そうとしていますが、基本的には内容が横並びで各局特徴がありません。視聴者は司会者の好き嫌いで番組を選択するしかなく、
3局で足の引っ張り合いをしている状況です。どの局も朝からワイドショーをやっていて、使っている映像も内容も一緒。これでは視聴者は飽きてしまいます。
大きな事件の生中継や会見があれば別ですが、1週間近く同じネタの時もある。司会者ですら『またこのネタですか』と飽きている。
ニュース討論化しているワイドショーですが、視聴者を飽きさせないために、歌手をライブで歌わせたり、漫才をやったりしてもよい。短編ドラマを挟んでもいいと思います。生放送の特徴を生かす、エンタメ要素をもっと取り入れるなどのテコ入れが必要だと思います」
再放送ドラマに視聴者が流れるのも無理はない。
(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00000008-nkgendai-ent
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