U―12野球日本代表監督の元木大介氏(46)が23日、AbemaTV「橋下徹の即リプ!」(木曜後10・00)の生放送に出演。ネット上などで議論となっている高校野球における投手の「球数」について、番組MCの橋下徹氏(49)と激論を交わした。
ツイッターで「金足農業の吉田選手を美談で終わらす間は、日本のスポーツ界に未来はない」などと持論をつづっていた橋下氏は「プロの意見を聞きたいです」と元木氏の意見に興味津々な様子。元木氏は「僕は(連投は)しょうがないと思います。
きついのはきついですが、今から休んで投げ込みができないと高いレベルでは長い時間もたないと思う」と真っ向から異論をぶつけた。
「野球のプロじゃないから、それを僕が反論しようものなら…」と苦笑いを浮かべた橋下氏だったが、「僕はプロじゃないです。でも、今日に向けて、しこたまスポーツ科学論の本を読んできました。だから理屈で行きますね」と前置きし、スポーツ科学の観点から海外の大会で投球数制限が設けられていることを説明した。
これに対し、元木氏は球数制限にも「反対」と立場をはっきりさせた上で、「強いチームは良いんですけど、高校野球で何日かおきに投げないといけないとなると、金足農業みたいな地元の人ばかりで頑張るチームは2試合目、3試合目となるにつれてレベルは落ちるわけです」と持論を展開。
「そうなると今までやってきた子どもたちがかわいそう。だから投げられるなら投げてもらう。でも投げられないのに投げさせたら、それは指導者のミスだと思う」と指導者としての意見を語った。
続けて「なぜ急にこんなこと(球数制限の議論が活発)になってきたのかが不思議でしょうがないです。人それぞれの筋力があるわけだから、自分が無理だと思えば手を挙げるし、指導者が『これは厳しいな』って時は代えてあげるのがチームだと思う。
決勝まで行って、(球数制限のルールで)ストップかけられる方がつらい部分はありますよ」とまとめた。
球数制限については真っ向から意見が対立した2人だったが、橋下氏が提言する「学校単位のチームを崩して、クラブチームのような形で投手を4、5人を確保する」との意見には元木氏も同意。
「(実現すれば)すごくありがたいですよね。そういうチームができれば、休ませて投げさせて休ませてってできるので1番いいパフォーマンスを出せると思う」とうなずいていた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180825-00000064-spnannex-ent
みんなのコメント
一体の何の議論をしているのか。「幾何の問題のように見えて、実は関数の問題。」いつもの橋下流の引っかけである。高校野球が甲子園を頂点とした全国トーナメント戦を絶対的なテーゼとするのであれば、
9イニング制から、7イニング制、それでも問題があれば5イニング制に移行すべきである。「完投の美学」という観点からも「球数制限」より公平で合理的な考え方である。
橋下氏の「豆知識」と「屁理屈」の元になるのは、科学者がAIによる何千個ものケースをコンピュータを使って力ずくで得たのものであり、その証明は何よりも美しくない。