◇カトパン、藤井七段新春インタビュー(1)

最年少プロ将棋棋士の藤井聡太七段(16)と加藤綾子アナウンサー(33)の2019年新春初対局!プロ棋士の心得から高校生活、将棋メシまで好手、妙手とりまぜた指し回し。

2人による“大盤振る舞い”解説は必見です。目指す戦国武将は「織田信長」という藤井七段。今年も天下獲りに向かって突き進みます!

加藤 明けましておめでとうございます。今年も干支(えと)の亥(いのしし)年にふさわしい快進撃を期待しています。昨年も飛躍の一年でしたけど、振り返ってみてどうですか?

藤井 2018年は朝日杯、新人王戦で優勝という結果を残すことができました。一方で叡王(えいおう)戦や王座戦は残念な成績になりました。成長の糧となったと思います。

加藤 とくに朝日杯優勝は衝撃的でした。

藤井 佐藤天彦名人、羽生善治九段、広瀬章人竜王といったトップ棋士の方と公式戦で盤を挟む機会は普通はない。思い切りぶつかることができたのが良かったと思ってます。

加藤 “向かっていくぞ!”という気持ちでしたか?

藤井 そうですね…。ただ、そんなに気合だけ空回りしてもよくないですから。対局に臨む際は常に落ち着いて、というのは意識しています(笑い)。

加藤 新人王戦優勝は自身の中で大きな刺激になった?

藤井 最後の出場だったんですけど優勝で卒業することができ、良い形で終われました。トップ棋士への登竜門とも言われていますし、さらなる飛躍のきっかけにできたらと思います。

加藤 昨年はスピード昇段でも話題でした。四段からアッという間に七段に。ご自身で驚きはありました?

藤井 順番というのもあって、この1年で七段まで昇段できたのは…幸運というのが大きいのかな、と。1つ昇段できたらいいなと思ってました。まさか3つも昇段できるとは。今年?いやいや昇段はもう難しいかと(笑い)。

加藤 8大タイトルには届きませんでしたが、惜しかったのは王座戦。7月の準決勝で斎藤慎太郎七段(当時)に敗れました。その斎藤さんが中村太地王座を倒してタイトルを獲得。その悔しさはありましたか?

藤井 さらに上を目指すためにはもっと実力を付けなければいけません。残念ではありましたが、そんなに悔やまれることもないです。

加藤 タイトル挑戦は意識はされますか?

藤井 先のことを考えすぎてしまうと良くないかな、と。対局中も目の前の一手を考えることに集中するのが一番と思っています。

加藤 最年少記録についてはどういう思いですか?

藤井 注目していただけるのはありがたいことなんですけど、自分自身が記録を意識しすぎても仕方のないことだと感じています。

加藤 昇段が早すぎて昨年は出場できる棋戦が限られてしまいました。対局数が減るのはどう感じていますか?

藤井 対局数では4分の3くらいという印象です。対局の間隔が空くことも多いので、多少実戦感覚を忘れないようにしておく必要はあります。

加藤 スポニチ主催の王将戦の1次予選で、師匠である杉本昌隆七段と対戦して勝利。どういうお気持ちでしたか?

藤井 ずっと教えていただき見守っていただいてきました。思っていたよりも早く師弟戦が実現。改めて公式戦の舞台で盤を挟むというのは感慨深かったです。勝利することができて、成長したところを見せられたのかな、と思っています。

加藤 対局後、晩ご飯を一緒に食べに行かれましたけど、どのような会話をされたのですか?

藤井 師匠も現役のプレーヤーですから将棋の話が中心でした。

加藤 悔しがっておられましたか?

藤井 ハハハッ。悔しいという気持ちは…どうでしょう。先生は、あったのかもしれません。

加藤 複雑ですよね~。王将戦といえば、武将コスプレが定番です。地元の愛知出身の戦国時代の武将はたくさんいます。自身を例えると誰になりそうですか?

藤井 そうですね…1人選ぶなら織田信長。

加藤 えっ、驚きました。イメージが違いました。豊臣秀吉とか、徳川家康とか…。

藤井 信長になりたいですね。常識にとらわれずに将棋に向かっていきたい。革新的なところにひかれます。

加藤 やはり胸の内に秘めたる思いがあるんですね。ところで藤井七段の躍進で多くの方に将棋を知ってもらう機会になりました。プロ棋士として見てほしいところは?

藤井 将棋はチェスと違い、持ち駒を再利用できるところが特色。それによって中盤、終盤がより複雑になるのが面白い。アマチュアの方には難しいかもしれませんが、そこを注目してもらえれば。

加藤 将棋をやっていてよかったなあと思われますか?

藤井 やっていなかった場合を想像できない。将棋と出合ってプロ棋士にもなれた。その過程でいい経験ができた。幸運なことだったと思っています。

加藤 新年の抱負は?

藤井 昨年はトップ棋士の方と多く対戦の機会を得ることができました。課題を見つめ直すことができましたし、その経験を基に一歩前進できる一年にしたいと思っています。


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ネットの反応

1.
信長ということは短命か
2.
受け応えがビックリする程しっかりしている。わが家には17歳の息子がいるが…なので余計に藤井七段の聡明さがわかる。
3.
信長ねぇ。最期、寝首をかかれないようにw
4.
将棋をやる人間は人も成長させるんやな。
5.
ほとんどのタイトルホルダーに勝った逸材を、周りの大人は将棋に集中できる環境になるように尽力してほしい
将棋界にとっては羽生先生と並ぶ宝だよ
6.
織田信長の代名詞的施策は既に他者が実施していたものを丸パクリしていることが多い。一番有名な楽市楽座なんかがまさにそれ。目指すべきは織田信長ではなく今川氏真ではなかろうか。
が、そもそも織田信長は天下統一どころか毛利領以西は手つかず状態のまま部下に謀反で殺されちゃった人。しかも戦はお世辞にも上手くない。
数的優位な戦にも結構負けている。そういう意味では六十を超える戦で不敗を誇った最強坊主、甲斐宗運を目指した方がいいかもね。
7.
「吹けば飛ぶよな将棋の駒に、掛けた命と笑わば笑え」
藤井7段すごいな!まだ16歳?
8.
加藤は将棋のこと勉強してるね。チャラチャラしてない。このインタビューに限っては。
9.
じゃあ誰か謀反を起こして自害(引退)に追い込まなきゃいかんね。楽しみだわぁ(^^)
10.
カトパンと結婚したら面白くなくなる
11.
しかも、とても謙虚である。
12.
信成さんとの共演が楽しみ!
13.
少しいい気になってない?壁に突き当たったほうがいい。
14.
左の女の写真はいらんな!前途ある青年の未来が穢れる。しかし落目になるといろんなとこに出しゃばって来るなあ
15.
「そう思わない」に押す人って、何に不満があるのかね?


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16.
羽生善治なる巨星に、どこまで迫れるかのう。
17.
カトパンいいね
18.
喰う気満々やん!!!
19.
こんな芸能色の強いインタビューとか受けんでいいから、ニコ生アベマの解説に出演してほしい
20.
本能寺の変に気をつけないとね
21.
誰や!この鶏ガラみたいな女は!!
22.
16歳を狙ってるのか?いないよな
23.
カトパン、ちょっと老けたな。
24.
隣の口がでかい女いらねー
25.
加藤と藤井七段は17歳も違うのか。ヤンキーだったら親子ぐらいの年齢差。
26.
とりあえず 強すぎだから体調とモチベーションの低下だけ心配すればいいのでは? 本能寺の変があると言いたいのか?
27.
聞き役に徹する、非情に徹する、天下布武
延暦寺焼き討ちと本能寺で襲われる
わたなべを桶狭間で討ち取るかんじか?
28.
藤井さんの将棋を見るとタイトルをいつ取ってもおかしくない気がする今年の目標は目の前の将棋に集中すると詳しくは言わなかったようだが将棋ファンの希望としては順位戦の残り3つを勝ちB2への昇級を決める事、タイトルをどれか一つでも獲得するというあたりだろうか。
昨年朝日杯を優勝したというのはそれほど大々的に
報じられていないように思うがものすごい価値があると思う。本戦では羽生さん・佐藤名人・昨年竜王になった広瀬竜王と一流棋士をなぎ倒したわけですごいの一言。
そして自分を武将に例えると織田信長・・温和な表情の下には将棋界で天下を取ろうとする野心もあるようである。今年も是非将棋界を盛り上げていってほしい。
29.
トップを極めた方って次の目標を見つけるのが大変そう

藤井さんの場合それが早そうだ
野球で言えばイチローや田中将大みたいな存在だから
これ以上があるのか?

30.
パン加藤ってアナウンサーになってまだ10年なのか。
もっと長いような気がしてた。

将棋は謀反無いからなぁ。
謀反があったらやられるで!


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