日本年金機構から年金受給者のデータ入力業務を委託された情報処理会社が、中国の業者に契約に反し再委託をしていた問題で、機構が情報会社と契約を打ち切った後、別の中国系企業に同業務を委託していたことが5日、分かった。
機構は「他に業者がなく、時間が限られていたため随意契約したが、情報管理は問題ない」と説明している。
情報処理会社「SAY企画」(東京都豊島区)は昨年8月、機構から約500万人分のマイナンバーや配偶者の年間所得額などを含む個人情報のデータ入力業務を約1億8千万円で受託。
予定していた人員を集めることができず、中国・大連の業者にデータの一部入力を再委託していたことが今年3月に発覚した。
それ以前から再委託の契約違反を把握していた機構は、2月にSAY企画と契約を打ち切ったあと、外部委託先を探していたが、「確実に業務を遂行してもらうため」として、過去に同様の業務を実施した業者9社に打診。
唯一、中国系企業が受け入れた。本来ならば競争入札を行うところだが、機構は「時間が限られている」と判断し、随意契約を結んだという。
機構によると、SAY企画の入力ミスの修正や未完成分の業務は、機構の職員らが補填(ほてん)。平成30年分の受給者のデータ入力など同社の残りの業務を中国系企業が約1570万円の契約金額で引き継いだ。
前回の教訓から、機構は業務開始前に立ち入り検査を行い、情報セキュリティーの管理や、業務態勢を確認し、問題がないと判断したという。中国系企業に業務を委託したことに対し、機構は「国籍を見ているわけではなく、委託資格や能力があるかどうかを見て判断している」としている。
会社登記簿などによると、中国系企業の本社は東京都内にあるが、社長以下役員全員が中国人。中国の上海、海南島、成都などに拠点があり、日本と中国にデータ入力のための業務センターがある。
同社は産経新聞の取材に対し、データ入力業務について「機密情報で答えられない」としながらも、情報管理については「契約上、他国へ渡ることはない」と述べた。
機構の業務委託をめぐっては、委託先のずさんな処理が発覚したことをきっかけに、外部専門家による調査委員会が4月に発足。委託の適正な在り方を議論しており、6月上旬をめどに報告書をまとめる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180506-00000000-san-hlth
みんなのコメント
そして、個人情報保護へのリクエストが厳しくなり、その条件を満たすために、設備投資や、管理コストがかなりかかるようになった。
その状況で、毎年同じデータ量、納期、受注額では、物理的に不可能です。
それを抜本的に考え直さなければ、国内の入力会社で賄うことは100%無理です。
年金機構は、業界の現状を把握するところから始めるべきです。
だったら、ふつーは断るわな。
中国に負けてる
国民は年金削減されて、支給年齢上げられて、詐欺にあってるようなもんなのに、無駄にお金使わないでほしいわ。
それと、国民の大切な個人情報は慎重に扱ってほしいわ。
危機意識も管理能力もない。
トップは総入れ替えしないとダメ。それでも解消するかは??
今度は与党が出てくるよ
入力精度(エラー率)も2%以下等、厳しいし儲からない。
始めて電子データが一般的になった頃は、2バイト文字1文字が、
5円程度の金額だった。日本人向けの、正確な仕事で仕上がった。
貴重なデータなどは、1文字30円で優秀な人に発注が来た。
この件、500万人のデータを1億8千万円。1人分、36円。
1人分のデータは、氏名の漢字・読み・生年月日・住所・電話番号・
加入履歴・マイナンバー、等々で少なく見積もっても200字はある。
仮に200字だとすると、一文字0.18銭がデータ作成料金。
1000文字で180円。この中に、校正・データ形式作成作業も入る。
1時間に1000字高精度で入力出来る人は、稀有。時給数千円~。
そもそも、発注に完全に無理がある。
案外この手の話、良く聞きますよ。
ボンクラ揃いですね!
もうこうなったら、霞が関ごと民間任せでもエエんとちゃう?(;・∀・)
委託した上層部の人達の顔が見てみたい。
過去の裁判事例からも容易に判断できるが、
一企業の業務履行契約を超法規的に破棄できる
国は中国(その他アジア圏の…)ぐらいである。
こちらでいくら正しい業者選別を行っても、やはり中国
とそれに関連する業者は省かないといけない。
日本政府の意思決定プロセスを顧みるというより、むしろ
安全保障上のプロセスと言った方が優先度が上がるだろう。
もう何度目だ?
正気なのか?
首相友人のための岩盤突破なんかいいから、
優秀な頭脳をこんなとこに使ってよ。
しかも中国企業にとっては値段が安くても日本の個人情報が金まで貰えて手に入る訳だからどんなに安くても受け入れる
一度相手方に渡った個人情報がどういう扱いを受けるか、一度渡したデータなんて正直回収不可能でしょ?
仕事しろっ
「委託先の国籍は関係ない」とか
この世間知らずの、経営コンサルは、何言ってるんだ?
厚労省って自分たちの仕事が国民生活に直結してるってこと理解してのか甚だ疑問だ…