プロボクシング元世界3階級制覇の亀田興毅(31)の引退撤回が、さっそく物議を醸している。
今月5日に東京・後楽園ホールで「ラスト亀田興毅 最後の現役復帰」と銘打った興行が実施された。引退試合も兼ねた興毅の一日限定のリングだったが、引退10カウントゴングの最中に「待った」をかけて現役続行を宣言。
「もう1回やりたい。自分にウソはつけない」と訴えたが、その模様を生中継した「Abema TV」で、MCを務めたフリーアナウンサーの辻よしなりに冗談半分に「大ウソつきですねぇ」と、ツッコミを入れられるオチだった。
今回対戦した相手は興毅が引退する前の2010年にプロ初黒星を喫した元WBC世界フライ級王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(40)=タイ=。興毅が2年半ぶりで相手も5年ぶりに復帰というリングで、ジャッジのいない3分6ラウンドの公開スパーリング形式でどつきあい、結果は鋭い踏み込みからのワンツーでポンサクレックを倒した興毅の“2回TKO勝ち”。
試合後は目頭を熱くさせて10カウントゴングに臨んだが、結末は冒頭の通りの引退撤回宣言。「最後に対戦したい」という相手に、元4階級制覇のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の名を挙げ、「この選手とだけはどうしても拳を交えたい」と熱望した。「実現できるなら、ロマゴン(ゴンサレスの愛称)のかませ犬でもいい。俺の最後のわがままです」と頭も下げた。
「スポーツとしてはありえないね。完全にアウト。けど、エンターテインメントならありなんじゃないの」。そう評したのは某ボクシングジム関係者だ。興行自体は大盛況。開場前は会場のある5階までの階段で行列ができ、観衆はほぼ満員の1803人。ただ、「ボクシングファン」というより「亀田ファン」が多かったのも確かだ。
引退撤回の代名詞と言えばどんなに批判されようが、7度の引退試合をやり切ったプロレスラーの大仁田厚。「これが最後じゃっ」を繰り返して復帰し、引退試合の後に観客席から「いつ復帰するんだ!?」「金返せ!」と怒鳴られるのがお約束。観客も“大仁田劇場”の恒例のオチを期待して観戦しに行くわけだ。
過去の大仁田劇場と同じく、払い戻しの苦情があったという話もこれまでのところ耳にはしていない。興毅が最初からオチを用意していたかは定かではない。ただ、試合後には「最後に拳を交えたい相手が2人いると以前から言っていたし、それがポンサクとロマゴンだった。ポンサクとやって、体も思った以上に動いてたしね」とも言っていた。
引退後は2014年にボクシングジムを開いた興毅だが、経営難でジムは一時閉鎖に。貯金が底をついて子どもの幼稚園代が苦しくなったとも公表していた。
そういう状況の中で、昨年5月に「亀田興毅に勝ったら1000万円」を放送した「Abema TV」の企画が、空前の1420万視聴を稼ぐ大当たり。
巻き返す上でも今回の現役復帰を決意したのだろう。確かに3か月半かけて作り上げた興毅の肉体からはプロとしての本気度、ボクシングへの情熱は感じられた。
賛否両論の渦巻く引退撤回宣言。別のボクシングジム関係者は「どうしても亀田と物議はセットになってしまうのかな。バッシングされていた頃の亀田アレルギーがやっとなくなって、せっかく世間にも受け入れられるようになったのに」と心配する声もある。
ただ興毅本人も分かっているようで、ロマゴンとの対戦をぶち上げた際には「実現には皆さんの力が必要です」と訴え、次回のタイトル案も「ラスト亀田興毅 最後の現役復帰プラスワンでどう?」と笑いながら披露した。叩かれても叩かれても立ち上がるたくましさは健在だ。名を取るより実を取れ、ということなのだろう。(記者コラム・小河原 俊哉)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180510-00000054-sph-spo
みんなのコメント
グリーンツダ時代はセンスもあっていいボクサーだったのに
引退とウソついて復帰w
もはや詐欺興行w
海外じゃ復帰や撤回は珍しくない。
例えば、山中だったら歓迎なはず。
アンチな方々は、本当に生産性が無い。
ロマゴンがOKなら、対戦してくれ。
脳みそアリぐらいやから
それならBPO関係ないインターネット放送で・・・
という事なのかな。
ロマゴンの名前聞いても「誰それ?」という空気だった会場ですから、亀田ファンってボクシングに興味ない人達なのでしょうね、もしくはサイバーうんちゃら社の社員ね。
詐欺の現行犯逮捕ですよ。
そこは全く関係ないはず、ガッツリ持ってますよ。
それとゴンザレスですが、浜田さんがNOとコメント
しましたが、最終的に本田会長がエストラーダどやる
より軽く儲かることに気付き、確実にオッケーを出すと
思います。
だって最後なら見てみるかと、高いチケット代金払って、更にはそれなりの労力使って最後だから仕事まで休んで‥。客集めするだけして最後にはやっぱ引退やーめたって詐欺やん。
返金は勿論、刑事問題ですよ。
美学の無い野郎だね!
どっちが負けてもおもろいわ。
見なければいいだけやから。
ロマゴンが勝つのは当たり前やけど、金以外に得る物は何もないよww
ただ亀田は、とにかく強い相手との試合は、避けてばかり。
パンチのない選手、すでにピークを過ぎた選手ばかりと試合しそんな相手に対しても試合内容は、ガードを固めての安全運転の試合ばかりで、倒すか倒されるかのボクシングの魅力をまったく感じない。
だがらどうしても応援する気には、なれない!
本来三階級制覇した王者が引退してジムでも立ち上げたら新規入会者が殺到するもんだけど。この人の三階級獲った姑息極まりないプロセスはボクシングに興味ある人なら殆んど知っているだから教えを乞うこと自体恥ずかしいから寄ってこない。
醜くないか?プライドないんか?
金欠詐欺商法。
大阪人はウソばっかりで厚かましいよな。
そんなの東京では通用せん。
今度はスパーリングじゃなくてガチでやりなよ。それがダメなら足を洗った方がいい
大仁田との電離爆破毎度毎度の引退マッチしかない。
笑いに涙にペテンの何でも有りじゃ、どんなもんじゃない。
かれこれ10年以上経つだろ
聖地韓国で八百長試合したこいつを俺は許さない
勝って是非、WBSSトーナメントに出場して欲しい。