NEWSが12日、東京・味の素スタジアムで2日にわたって行われた結成15周年記念ライブの最終公演を行った。小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(31)が未成年女性と飲酒していたことが6月に発覚し、
開催を危ぶむ声も上がったが、2日で計11万人のファンが温かい声援。小山は開演前に取材に対応し、「一曲一曲をかみしめて歌っている」と反省の念を口にした。
グループの大事な節目の舞台は、メンバーが騒動後初めて、ファンの前に姿を見せる場になった。20歳未満と知らなかったとはいえ、未成年女性と飲酒。一気飲みをあおるコールをした小山は、報道番組に出演する立場を重くみて19日間の活動自粛。同席し、制止しなかった加藤も厳重注意を受けた。
ただ、この日はファンに、騒動についての説明や謝罪はなし。トークでも努めて普段通りに、ファンに語り掛けた。賛否両論が予想される「謝罪なしの公演」。
小山が復帰後、パーソナリティーを務めるラジオ番組などで謝罪や説明をしたことを踏まえ、レコード会社関係者は「ライブを純粋に楽しみに来ているファンには、あえて重い空気を味わわせないようにしたいと考えたのでは」と、その思いを代弁した。
もちろん済んだこととの思いはない。開演前の取材で小山は、反省と再起に懸ける思いを語った。「今回の15周年ライブを、もしかしたらできないかもという覚悟をしていた中で、ファンの方の温かい声援や、スタッフのお力添えがあって、この2日間を迎えることができた」と神妙な顔つき。
続けて「当たり前にステージに立てるとは思っていません」とみそぎが終わっていないことを強調。「歌を通じて、皆さんへの感謝の思いを伝えるつもりで臨んでいる。“小山慶一郎”としての覚悟を、誠心誠意を込めて伝えたい」と話した。
03年の結成時は9人だったNEWSだが、相次ぐメンバーの脱退によって現在は4人。11年、山下智久(33)と錦戸亮(33)が脱退した際には解散危機に立たされた。それを乗り越えて迎えた15周年に、リーダーである小山自らが泥を塗る形になった騒動。
それでも付いてきてくれたファンを裏切ることはできない。ライブ中盤に流された映像「15年前の君へ」で、小山はデビュー当時の自分に「初心に戻って、ファンの皆さんに元気と勇気を与えられるよう頑張っていきたい」と語り掛けた。
本編のラストでは来月12日発売の新曲「『生きろ』」を披露。♪生きろ!敗北を知ったって 0(どん底)にいたってまだやり直せるだろ?――。自らの立場を代弁するような歌詞。歌えることへの感謝をかみしめ、4人はリスタートを切る。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180813-00000002-spnannex-ent
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