高速道路に進入した自転車に衝突した大型トラックの運転手男性(43)が愛知県警に逮捕された。ネット上では「自転車が悪いのになぜ」と疑問の声も出ている。愛知県警は、「真相を明らかにするため、現行犯逮捕しました」とJ-CASTニュースの取材に説明した。
■自転車の男性は、係員の制止にもかかわらず進入
愛知県清須市内の名古屋第2環状自動車道で、2018年6月28日未明に事故は起きた。
地元紙の報道などによると、片側2車線のうち左側の走行車線で、大型トラックがロードバイクの自転車に後ろから衝突し、自転車に乗っていた名古屋市内の団体職員男性(27)が腰の骨を折るなどの重傷を負った。県警高速隊は、大型トラックの運転手を自動車運転処罰法違反(過失運転傷害)の現行犯で逮捕した。
運転手は、
「事故を起こしたことは間違いない」
と容疑を認めているという。各メディアは、自転車の男性を匿名としたが、この運転手については実名で報じている。
自転車の男性は、清洲東インター入口のレーンから高速に進入していた。料金所の係員が男性を見つけて制止したが、男性はそのまま入ってしまったという。係員は、高速の管制室に通報し、管制室が110番した。しかし、男性は1キロ余も高速を自転車で走り、事故に遭っていた。
ネット掲示板やツイッター上などでは、こうした状況で県警が運転手を逮捕したことに様々な意見が書き込まれている。
県警「真相を明らかにするため、現行犯逮捕しました」
トラックの運転手について、「(自転車の)立場が弱く責任も重いってこと忘れちゃならない」
とする声もあったが、県警に対する疑問や批判も目立つ。
「こんなの避けられないよ。まさか自転車なんて走ってると思わないし」
「これで即逮捕はやり過ぎじゃないか」
「トラックの人かわいそうすぎるやろ」
「自転車に乗ってた方は罰せられないのか…」愛知県警の広報課長は7月3日、なぜトラックの運転手を逮捕したのかについて、
「真相を明らかにするため、現行犯逮捕しました」
とだけ取材に答えた。ネット上で逮捕への疑問が出ていることには、
「刑事訴訟法に基づいて逮捕しております」
と説明した。
運転手は、すでに処分保留で釈放されており、今後どのような処分をするかについては、「現在捜査中です」とコメントした。自転車の男性が罪を問われる可能性については、
「現在捜査中であり、法律に抵触する事実があれば送致する予定です」
としている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180704-00000002-jct-soci
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