夏の甲子園(第100回全国高校野球選手権記念大会)では金足農業(秋田)が快進撃を続けて準優勝を果たし、全国的に「金農旋風」を起こした。一方で、優勝した大阪桐蔭(北大阪)は相対的にメディアの扱いが小さくなったのではないか、と感じるファンが少なくない。
そうした風潮の中で、日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが優勝した大阪桐蔭の強さについて熱く語った言葉が、インターネット上で注目された。
■「強豪ということで勝つことが宿命になっている」
金足農は、エース・吉田輝星投手を中心とした団結力や、18人の登録メンバー全員が地元出身ということも相まって今大会最大の注目校となった。
県勢103年ぶりに進出した2018年8月21日の決勝では13-2で敗れたものの、大会後の秋田への帰路もメディアで注目を浴びた。22日午後には「秋田空港に到着」「学校に到着」といった過程がテレビ各局でリアルタイムに報じられた。
一方、史上初となる2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭だったが、メディアの扱いは限られることとなった。ツイッターではそのバランスに、
「優勝した大阪桐蔭より金足農業がメディア率高くてエグいわ」
「優勝したのは大阪桐蔭なのにね…それも春夏連覇なのにね…」
「高校野球 大阪桐蔭も取り上げてよ 頑張ったよ 金足農業も頑張ったよ わかってるから 優勝校ももっと取り上げてよ」と違和感を抱く声もあった。
同日の「news every.」(日本テレビ系)も金足農の地元凱旋を追ったが、メインキャスターの藤井アナが大阪桐蔭について言及した場面があった。2回戦・沖学園戦などで見せた、負傷した相手選手への応急処置のシーンを振り返りながら、
「相手チームのケガでも、大阪桐蔭の選手がスプレーをもってバーッと走っていくシーンもありました。野球以外の部分でも素晴らしい選手たちが、大阪桐蔭には集まっていた気がしました。それが強さになったと思います」
と、選手の姿勢を称賛。さらには、
「大阪桐蔭ほどの強豪になれば、自分がレギュラーになれるかどうかわからない。それでも強豪の門を叩くわけですよ。レギュラー争いをしないといけないし、.
強豪ということで勝つことが宿命になっている。そこに入った1年生たちが頑張って、3年生で春夏連覇した。本当に大阪桐蔭の選手たちは偉いと思います」
と、積み上げてきた努力を称え、偉業を祝福していた。
「藤井アナいい人すぎ」
単に「おめでとうございます」といった言葉にとどまらず、限られた放送時間の中で優勝校について熱弁した姿は、ツイッター上でも注目を集め、「藤井アナが大阪桐蔭がいかにすごいかを話してくれてて、このマスコミの風潮がある中ですごく嬉しかった。どっちかじゃなくていいよ、どっちも取り上げてほしい。ましてや優勝校なのにさ」.
「藤井アナいい人すぎて 日テレ側はとりま金足!wって感じなのにめちゃめちゃ大阪桐蔭の話しとるやん」
「大阪桐蔭をたたえてくれてる藤井アナ。ありがとうございます」
「藤井さんの優しさに拍手したくなった」
といった声が相次いでいた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180822-00000011-jct-ent
みんなのコメント
報道がおかしい。どう考えても金農に偏り過ぎ。
桐蔭のピッチの子もベンチの子も、桐蔭に憧れて入部したけどピッチに立てず、スタンドで全力で応援して来た子供達の心も、傷付けてると思います。
大阪出身じゃない県外の子だって、大切な3年間を大阪で過ごし野球に明け暮れて、それを一言で「寄せ集め」って…地元を離れ、一人で県外に出る勇気は、賞賛すべきものだと思います。
もうええわ金足は
うっとしいんじゃ
本人達は何も悪くないけど嫌いになったわ
大阪桐蔭はホントによく頑張ったで!
金足農は大会前から大会屈指の好投手吉田を擁して
ダークホース的な存在で、ここまで騒がれるのに凄く違和感がある
84年の大会もセンバツも関脇クラスの評判でしたし、同年夏は
ベスト4! 野球専用グランドあるし、別にお涙頂戴の高校ではないのでは?
強い高校がより強い高校に負けただけなのに・・・・
それなら史上初の春夏連覇を2度の大偉業をもっと報道すべきかと。