スタジオジブリの代表作の一つ、映画『ハウルの動く城』(2004)が、10日夜9時より日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送される。ジブリ作品と言えば、ボイスキャストが毎回話題を呼ぶもの。本作に声優として集結した豪華な顔ぶれに、改めて注目したい。宮崎駿が監督を務めた『ハウルの動く城』は、呪いをかけられ90歳の老婆の姿になってしまった18歳の少女・ソフィーと、ハンサムだが弱虫な魔法使い・ハウルの出会いを通して、生きる楽しさや愛の歓びを描いた物語。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの著書「魔法使いハウルと火の悪魔」を基にしている。
ヒロインであるソフィーの声優を務めたのは、倍賞千恵子。少女のソフィーの声も老婆になったソフィーの声も倍賞が演じた。倍賞は主題歌「世界の約束」も歌っている。ハウルを演じたのは、木村拓哉。
このキャスティングは公開当時、大いに注目を浴びた。いまやジブリキャラのなかでも屈指の人気を誇る美青年・ハウルにふさわしい声音で作品を彩っている。荒地の魔女役には、美輪明宏。ジブリ作品では『もののけ姫』(1997)のモロの君の声でもおなじみだ。
ハウルの弟子・マルクルに声を当てたのは、子役時代の神木隆之介。神木は、邦画の興行収入歴代トップ3である『千と千尋の神隠し』(坊役・2001)、『君の名は。』(瀧役・2016)、『ハウルの動く城』のすべてに声優として出演しており、その実力は折り紙つき。
そして、火の悪魔・カルシファーを我修院達也が演じた。『千と千尋の神隠し』の青蛙の声優を務めていることでもよく知られている我修院の、特徴的なキャラクターをさらに印象づける演技は、多くの人の心に残っているに違いない。
ユニークなのが、北海道出身の演劇ユニット TEAM NACS の森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真という、5人が全員出演していること。キャラクターのセリフに耳を傾けて、それぞれの出演シーンを見つけてみるのもおもしろい。
ちなみに、北海道が舞台の『思い出のマーニー』(2014)にも5人全員が出演している。ほか、『千と千尋の神隠し』に大泉、安田、戸次が、『猫の恩返し』(2002)には大泉、安田が出演するなど TEAM NACS とスタジオジブリ作品の関係は深い。(編集部・小山美咲)
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180810-00000003-flix-movi
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