お笑い芸人・トレンディエンジェル風の髪形に一瞬、誰だか気付かなかった視聴者も多いのではないか。
日用品のアンファーが発毛剤「スカルプD メディカルミノキ5」のイメージキャラクターに元SMAPの草彅剛(44)と香取慎吾(41)を起用した新CM「スカルプD ミノキ兄弟」編を6日から全国でオンエアした。
ネット上では「インパクト強すぎ」「笑えました。面白いCM」などと話題になっている。それもそのはず、草彅が兄役、香取が弟役で出演。
弟「兄さん、すごい発毛剤が出たんだ」
兄「……生えるのか……?」
弟「ミノキなら生える」と、この会話だけでも衝撃的だが、白いシャツを着てサラリーマン風に正装した2人の髪形はオールバック。生え際は後退していて、おでこがかなり広い。アイドルとは思えないビジュアルはインパクト大だ。
CM起用の理由を発売元のアンファーに問い合わせると「テレビのみならずWEB上でも話題を広げていくパワーがお2人にはあります。新たな挑戦を繰り返し、どんな状況でも活躍できるということを証明し、多くの方々に勇気を与えているからです」(担当者)と回答。
■印象評論家も出演は「正解」
実は草彅がスカルプDのCMに出るのは、今回が4回目。初めて出演した2010年はスタイリング剤のCMに出演し、2、3回目は元SMAPの中居正広とシャンプーのCMで共演した。
もちろん、商売上の戦略もある。アートネイチャーはTOKIOの城島茂を、3月からハイブリッド増毛法「マープ リボーン(MRP REBORN)」のイメージキャラクターに起用した。“城島効果”はてきめんで、増毛の利用者が急増し、問い合わせが殺到しているという。
芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏が言う。
「解散したとはいえ元SMAPのメンバーはいまだに根強い人気があります。城島の例もあるし、スポンサーとしては好感度の高い草彅を起用すれば、商品が売れると判断したのでしょう。もっとも、草彅にもメリットはあります。
若手アイドルは別として、今どき、中年の芸能人が薄毛を“カミングアウト”するのはダメージにならない。好感度が高ければなおさらで、むしろ共感を呼ぶかもしれない。
しかも、養毛・発毛関連のCMは“リスク”を考慮して通常の出演料金の1・5倍が相場といわれています。おいしい仕事なんです」
「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に出演中の印象評論家・重太みゆき氏も草彅の発毛剤のCM出演は正解だという。
「顔を全部出す、おでこの真ん中を見せることで、薄毛でも清潔感を感じ、堂々とした印象になります。すべてをさらけ出して、隠すものがないので、周りから受け入れられやすくなります。コンプレックスがある人に勇気を与え、ファン層も広がると思います」
次回は稲垣吾郎も参加したりして……。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180809-00000009-nkgendai-ent
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