「スター・ウォーズ」シリーズで屈指の人気を誇るハン・ソロの若き日を描いた映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が6月29日、日本で公開された。
世界中のファンが心を寄せる“愛すべきならず者”の役をシリーズ第1作から演じてきたハリソン・フォードから引き継いだのは、若手俳優のオールデン・エアエンライク。様々な批評やプレッシャーに晒されながらも大役を担った彼に話を聞いた。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】
この大役、プレッシャーやばくなかったですか?
ーー通算6回のオーディションを経て、ハン・ソロ役を勝ち取りました。どのようにスター・ウォーズの世界について学び、役作りをしてきたのでしょうか。
まず最初にやったことは全エピソードを一通り見て、吸収できることは全て吸収しようとしました。
もしわからないことがあれば、世界中のスター・ウォーズファンが作り上げた「ウーキーペディア」を見れば答えが書いてあったし、ルーカス・フィルムのクリエイティブ・エグゼクティブで、スター・ウォーズ史の番人とも言えるパブロ・ヒダルゴに何でも質問していました。
「彼はハリソンの真似をしない」
ーーロン・ハワード監督はオールデンさんの演技について、「彼はハリソン・フォードのモノマネをしようとしない」と評価していました。
ハリソンのモノマネをしようと思ったら、顔の動きや仕草、声の出し方を真似たり、技術的な工夫が求められると思いますが、僕の仕事はハン・ソロというキャラクターにリアリティを持たせることでした。
どんな役を演じるときにも言えることですが、一番大事なのはその登場人物がどんな人間で、どんな日々を生きてきたか、何を欲して生きているかをきちんと理解することだと思います。
だからそうした思いや人柄が、昔からよく知っている歌のように考えなくても本能的に出てくるよう体に染み込ませていました。
自分にコントロールできるもの
ーー世界中の映画ファンから愛され続けているハン・ソロ。これまで彼を演じてきたハリソン・フォードと比べられることは、当然想定されていたと思います。
もちろんです。そのプレッシャーだけでなく、スター・ウォーズ映画自体に様々な重圧があるのは確かです。でも本質的には、他のどんな映画に出ることとも変わらないと思っているんです。
役者である以上、僕たちはいい仕事をして、お客さんに映画を楽しんでもらいたいと思っています。
そのためには、外部の声は一度シャットアウトして、自分の仕事に集中するしかないんですよね。それ以外のことは、自分にはコントロールしようがないものですから。
だから、アメリカで映画が公開された後も、報道や批評は読んでいません。TwitterやInstagramなどのSNSを一切やってないのも、ネット上の色んな論争に巻き込まれずにいた方が自分の仕事に集中できるから。
ジョージ・ルーカス監督が昔インタビューで「批評は読まなければ存在しないのと同じ」と語っていましたが、周囲の目や意見を気にする気持ちもわかるからこそ、僕は自分の仕事、役に誠実であることに集中したいと思っています。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180701-00010001-bfj-ent
みんなのコメント