将棋の羽生善治竜王(47)が30日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の2次予選1組決勝で広瀬章人八段(31)に104手で敗れ、2年ぶりの挑戦者決定リーグ復帰はならなかった。
王将在位通算12期で永世王将の資格を持つ羽生だが、昨年に続いて2次予選での敗退。「出だしから激しい展開になり、まとめるのが難しい将棋と思って指していた。終始際どい状態が続いたが、どこかで細かいミスがあった気がする」と首をかしげた。
広瀬は「互いに囲わないまま戦いになりやすい戦型で、一手一手慎重に読みながら指した」と振り返り、7年ぶり2度目のリーグ戦復帰には「久々の王将リーグなので、精一杯戦いたい」と意気込んだ。
広瀬は現在竜王戦で深浦康市九段(46)と挑戦者決定戦3番勝負を戦っており、ここまで1勝1敗のタイ。9月6日の第3戦に勝てば、10月開幕の同7番勝負で、タイトル通算100期を目指す羽生と再び対戦することになる。
王将戦2次予選は棋士18人が6人ずつ3組に分かれてトーナメントを戦い、各組の勝者1人がリーグ戦に進出。前期挑戦者の豊島将之棋聖(28)らシードの4人を加えた7人で、久保利明王将(43)への挑戦権を争う。2次予選の2、3組決勝は9月7日に指される。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180830-00000124-spnannex-ent
みんなのコメント