6月16日に開票された「第10回AKB48世界選抜総選挙」で2位と大躍進したSKE48・須田亜香里(26)。
zakzak編集部はそんな彼女を直撃し、開票イベントでの心境や2位になったことで変わったこと、そして後輩たちに伝えたいこと…などについて話を聞いた。須田が総選挙1位の松井珠理奈(21)と語ったこととは?
<今年の選抜総選挙で大躍進!2位になって、見えてくる景色は変わりましたか?>
「自分自身が何も変わっていないので(景色は変わらないです)。まだ(総選挙から)あまり日がたっていないですが、1日1日を必死に結果を受け入れていこうというのだけで精いっぱいです」
<4位でNGT48・荻野由佳さんの名前が呼ばれ、前回よりも実質的にワンラックアップが確定。3位のとき、『次に呼ばれるのは私かな』と正直思った?>
「そうですね、呼ばれてもおかしくないし、全然イヤではなかったです。準備は当然していました(笑)」
<そこで「HKT48…」とアナウンスされた瞬間、正直どう思いました?>
「もうびっくり仰天です。3位が発表され、(SKE48メンバーの1、2位が確定した瞬間、SKE48の)みんながこっちを向いて喜んでくれたのが本当にうれしかったです。今回の総選挙で一番それがうれしかった。
『SKEでやってきてよかったなぁ』って。メンバーにもこうして結果を喜んでもらえる人になったんだなっていうのが本当にうれしかったです」
<翌日の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で「正直悔しい思いもあった」と話していましたが…>
「はい(笑)。それは当然ありました。(司会の徳光和夫アナが)『SKE48、チーム…S』って言ってくれないかなって思ってました(笑)」
<6位から2位になった今回の結果について、ご本人としてはこれは“成長”というふうにとらえているのですか?>
「成長という言葉はふさわしくないのかな。成長したから順位が上がるというものではありませんし。人らしさだったりとか、自分なりのやりかたをこの1年で貫かせてもらったという、その結果だというふうに思っています。
いいところも悪いところもしっかりファンの方々だけでなく色んな方々に見せることができた、その結果だと。『人間らしさが伝わったかな』と思っています。
アイドルって、どんな子かどうかってなかなかわかってもらえないじゃないですか?だからその『どんな子なんだろう?』っていう疑問がバラエティー番組などに出ることによって伝わったのかなって」
<アイドルの人間性を伝えるって結構難しい作業だと?>
「そうです。アイドルって、えたいが知れないじゃないですか。歌って踊っているだけでは『私はこんな人です』っていう部分はなかなか伝わりにくい。興味を持ってもらいにくいといいますか。だからそのキッカケはもらえていたのかな。
それが『なんでこの子が2年連続で神7なの』っていう疑問。『かわいくないのにどうして?』っていう。その世間の疑問がたくさんのお仕事につながっていったので、本当にファンの皆さんを含め、私のことを知ってくれた方々のおかげでこの1年は成り立っていました」
<総選挙後、珠理奈さんとはどんな話をされましたか?>
「今までどおりではありますけど、2人で謙虚にやっていこうと。こういういい結果をもらえたときだからこそ、謙虚な気持ちと初心を忘れずに、と。多分『この子がこの順位じゃダメなんじゃないか?』
っていうことを探されることが多くなると思うので、保守的になるわけではありませんが、今までどおり、自分が正しいと思ったことはやっていくつもりですけど、いつどこで誰から見られても恥ずかしくないものを見せていかないとなっていうのは考えています」
<2位という結果を汚さない行動がこれからは求められますね>
「やってきたことに自信があるつもりでも、ふとした一瞬の切り取られ方などで変わってしまうことはあると思います。
すごく難しいです。でもそれを気にしすぎて感情を表に出さなすぎてしまうようなことはまったくするつもりはありませんが、謙虚な気持ちを今まで以上に持っていきたいなと考えています」
<「目標だった珠理奈さんにライバルだって言ってもらえるようになれたことがうれしい」とスピーチで話していましたが、今後、珠理奈さんとの距離感はどうなっていきそうですか?>
「ライバルと言っても、SKE48を一緒に支えていきたいという基本的な気持ちは一緒なので、珠理奈さんとライバル関係になるのは1年に1回だけなんじゃないかなと私は考えています。それ以外は今までもこれからも当たり前のようにパフォーマンスをステージの上で感じていきたいです。
レッスンとの向き合い方、アイドルとしての活動に対する熱意、ステージに立つときの意識など、そういうものの私のお手本がずっと珠理奈さんだったので。それをずっと続けていくのってすごく大変なんです。
100%でやっていくこと、ずっと100%を出し続けることって本当に大変なんですけど、(お手本としてほかに)やっている人がいると頑張れるんですよ。それが珠理奈さん。だからお互いそれを長い間できて、それを支え合えるような関係になれたらいいなと思っています。
ずっと100%でいるのって1人っきりだったら絶対に無理なので。まわりに100%、もしくはそれ以上の方がいれば私も負けたくないし、頑張れる。負けず嫌いはSKEの特徴でもあるので、その気持が(メンバーに)連鎖していったらいいなって」
<2位という順位は『後輩たちのお手本になれ』という順位だと思います。今後、後輩たちにはどんな背中を見せていきたいですか?>
「そうですね、アイドルを頑張ることと、自分の夢はイコールなんだよってことですね。そう思ってもらえるように頑張りたいです。
48グループにいて(総選挙で)上の方の順位に行けなくても仕事がもらえるっていうのはグループが大きくなったからこそのよさでもありますけど、
48グループの名前があるからこそもらえる仕事、そういうチャンスがメンバー全員にあるっていうのはありがたいことですけど、それが甘えになっている部分があると思う。
アイドルとしてどんな人が人気が出るっていう傾向はあるかもしれないけど、そこを狙うっていうのが嫌な子もいるかもしれないけど、でも、もとをたどればグループに入ったときに『人気者になりたい』とか
『前の方に立ってみたい』っていう願望があったはずだから、それにこだわれる、貫けるようなグループにしたいです。居場所を求めたりとか、劣等感を抱えないためにも、自分の夢をあきらめないでほしいなって」
<今後、後輩から『須田さんみたいになりたい』っていう子たちが増えてくると思いますが、そのへんはどうお考えですか?>
「どうなんですかね、正直、大変ですよ(笑)。世の中、どこに行っても選ばれる人と選ばれない人がいるじゃないですか。選ばれない人が圧倒的に多いからこそ、私は皆さんの共感を得られるようになりましたが、
でも本当は、『選ばれる人になれるよう頑張れる人』であることが大前提でないとダメだと思いますし、でもそれがダメだったら、私のようにそれをチャンスだととらえて、進めるように、その励みになるように頑張ってほしいです。私は本当に最終兵器なので、最初からここを目指すのは正解ではないのかなと(笑)」
<あらためて今回の順位に対するファンへの言葉を>
「本当にファンの皆さんによって私のアイドル人生は成り立っているので、自分をさらけ出すこと、それを受け入れてくれるファンの方々がたくさんいて、私はアイドル人生だけじゃなくて、須田亜香里としての人生をファンの方々にいただいてるし
、その中でもいろいろな感情をファンの皆さんと分け合ってきているので、やっぱりこれからも一緒に人生を楽しめる存在でいられたらうれしいなって思っていますので、ファンの方々はもちろん、
これから出会ってくだされる方々にも一緒に喜びなどを分かち合っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします」
●須田亜香里(すだ・あかり)
1991年10月31日生まれ、愛知県出身。現在、SKE48チームEリーダーを務める。AKB48選抜総選挙には2011年の「AKB48 22ndシングル選抜総選挙」で初めてランクイン(36位)。以後、29位、16位、10位、18位、7位、6位という結果を残してきた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00000013-ykf-ent
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