味のある脇役として活躍した俳優・穂積隆信(ほづみ・たかのぶ、本名・鈴木隆信)さんが19日、胆のうがんのため、神奈川県内の病院で死去した。87歳。薬物など非行に走った1人娘の由香里さんをモデルにした「積木くずし」は約300万部の大ベストセラーとなり、ドラマ、映画化もされるなど、社会現象を巻き起こした。
由香里さんとは、2度目の覚せい剤逮捕をきっかけに、親子関係が復活したが、腎臓移植の2年後の03年、穂積を残し、35歳の若さで急逝した。
【以下、03年9月2日付本紙より】
俳優・穂積隆信(72)の長女で、280万部のベストセラーとなった「積木くずし」のモデルにもなった穂積由香里さん(ほづみ・ゆかり、本名鈴木由香里=すずき・ゆかり)が8月13日ごろ、心不全のため急死していたことが1日、分かった。35歳だった。
由香里さんは20代半ばから腎臓病を患い、2001年春に生体腎移植を受け、成功した。しかし、最近は拒食症気味だったという。
由香里さんは穂積、再婚した穂積の妻と東京都内のマンションに同居していたが、穂積が名古屋で舞台を務めるため自宅を空けており、妻も同月13日から夫に同行。
由香里さんは12日夜に体調不良を訴え、救急車で運ばれたが、翌朝には帰宅していた。18日に帰宅した妻が由香里さんの自室のベッドのわきに倒れているのを発見。すでに死亡していた。
密葬は20日に家族だけで営まれ、穂積は号泣して愛娘の死を悼んだという。
「積木-」は非行少女と家族の対立、和解を描いた作品で、テレビや映画化もされ、ヒットした。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000059-dal-ent
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