経済アナリストの森永卓郎が、ラジオ番組に出演し、「戦後73年…日本をダメにした総理」というテーマで政治について語った。
人々が暮らしやすい社会を作るために、日本という国の舵取りをする内閣総理大臣。今回、森永は経済の側面から、「日本をダメにした総理」を選び、独自の見解を語った。
日本をダメにした総理ワースト2位は「野田佳彦総理」
東日本大震災のあと、大変な時期に総理になった野田佳彦。当初は、消費税の引き上げよりも行政改革が先と主張していたが、三党合意にふみ切り、8%への消費税増と社会保障の一体改革を行った。
これが、結果的に日本の経済をボロボロにし、1ドルあたり77円というとてつもない円高と派遣切りの嵐に結びついてしまったとのことであった。
そして、日本をダメにした総理ワースト1位は「小泉純一郎総理」
国民からの人気は高かったが、森永は「小泉政権が掲げた“構造改革”は、アメリカからの要求にそのまま乗っただけだと思うんです。」と主張。また、小泉総理の経済的な最大の罪として、不良債権処理を指摘。大部分の不良債権は、融資を受けるときに、担保を差し出すが、バブルがはじけて、地価が下がったため、担保の額が融資においつかなかった。
そんな中、小泉総理は、この不良債権をかたっぱしから処理することを決め、ニューヨークで行われた外交問題評議会で、「不良債権処理を断行する」と発言。この結果、不良債権が外資に二束三文で買われることになった。
森永は日本のGDPが、小泉政権のときから低下し続け、ここ20年で、GDPのシェアが3分の1に低下したことを指摘。改めて、小泉政権の政策が失敗だったのではないかと疑問を投げかけた。
(8月15日放送 ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」より)
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180826-00010023-nshaberu-ent
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