慢性閉塞性肺疾患のため2日に亡くなった落語家の桂歌丸さん(享年81)の告別式で配布された記念品がオークションサイトで転売されていることが13日、わかった。相次ぐ有名人の葬儀に群がる“記念品転売ヤー”はなくならない。
告別式は11日に横浜市の妙蓮寺で執り行われた。笑点メンバーの林家木久扇ら関係者やファンら約2500人が故人をしのんで参列した。「寺の外にまで人があふれて、歌丸さんが愛されていたことが改めてわかりました」(弔問客)
そんな葬儀に泥を塗るような恥ずべき行為が明らかに。弔問客に配られた歌丸さんのサイン入りポストカードがヤフオクなどのオークションサイトで転売されているのだ。多くは告別式翌日の12日から開始。入札件数は60弱まで上がり、残り時間1分で6021円になっていた。
この記念品は落語芸術協会が作成したものだった。協会の担当者は「事務所で保管されていたサインを、亡くなった後にポストカードにしたもの。
ちょうど告別式の日に刷り上って、弔問客の方に会葬礼状と一緒にお配りさせていただきました」と説明する。転売については「残念。ちょっと悲しいです」とさびしそうに語るのだった。
歌丸さんの記念品を出品していた者のヤフオクでのこれまでの「評価」を見てみると、あることがわかった。5月に亡くなった歌手の西城秀樹さん(享年63)の葬儀の記念品も出品していたのだ。「この出品者は、告別式のポストカードを高値で売り、全国から叩かれた人です」として最低評価を付けられていた。
本紙は西城さんや大杉漣さんの葬儀で配布された記念品を転売していた人物を直撃していたが、彼らは浅ましい行為を止める気はないらしい。弔問客は「元手ゼロで稼げるのかもしれないが、人の死を利用して稼ぐ金で何を買うんだ。恥を知ってほしい」と怒りを見せていた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000037-tospoweb-ent
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