今回はどちらが勝ってもおかしくない接戦だというのは、選挙の相当前から言われていたこと。その中で片方を勝者と予言してしまうのは軽率です。前回だって票数ではヒラリーが勝ってるのだから。
【木村太郎氏 「僕は負けた」敗北宣言…米大統領選で予想はずれる】https://t.co/57kX0SO7q3
— 氷川玉翆 (@senjukannon1969) November 8, 2020
ネットの反応
思ったのはトランプの票が伸びてたときに、まるでトランプに決まったかのように木村太郎凄い凄いって騒ぎまくってたヤフーのコメントね。
別に木村さんは悪くないしトランプバイデンどちらの支持でも無いけど、あまりの盛り上がり、軽薄さに何だかなぁって思って見てました。
専門的な知識や様々な情報を元に、大統領選をきちんと解説や分析をしてくれれば良く、予想屋みたいに予想することメインにして、これは木村太郎のみならず、そういう構成で報道したフジテレビも含めてどうかと思うよ。
情報としての価値より、テレビショー的に注目を集めればいいと思っているだろう。お堅い無難な先生方よりも、木村太郎はそれに都合のいいジャーナリスト的な見せ物だったにすぎないと。
が、正しい判断だと思います。自分?正直どっちが勝つか分からないと思ってました。
ただ、こういう予想困難な問題に関して、結果の予想を求める、
また、結果の予想と希望を混同する、
そういう、日本の番組だか社会の雰囲気だかに問題がある気がしてくる。
木村太郎本人の思想信条もあるけど、テレビ的に対立構造を作るために演じさせている面もある。
よくテレビの報道が偏向だなんだという意見が多いけど、そんな主観的なことより問題なのはわかりやすくしなければいけないということでとにかく面白おかしくしてしまうこと。だから選挙特番に芸能人呼んだりするようなことをしてしまう。
そこまでレベル下げなくても普通に伝えればいいのにといつも思ってしまう。つまり木村太郎をトランプ応援団みたいに仕立てたら面白いだろうという発想が低レベルすぎ。
競馬や競輪のような博打で予想が外れたら「負けた」も有りかもしれんが、ジャーナリストとして選挙分析を行い、その結果「トランプ大勝」と予想した訳だから、「分析が間違っていた」とか「〇〇の理由で予想が外れた」と言うべきじゃないの。
「負けた」って言葉を使うのは、自ら予想屋になっている証拠。こんなジャーナリストやコメンテーターなら不要です。
4年前に、木村太郎の予想が当たって、マスコミは木村氏の予想の根拠を理解できたのか?理解して納得していないのに、今回は外れたと言っても、意味がない。
そもそも、アメリカの大統領選挙は総取り制度ということなので、予想はしにくいだろう。各州の結果を予想して、積み上げていかないと、正確に予想できないし、それ自体が凄く難しいことだと思う。
大統領を決めるのはマスコミではないです。木村さんも勝つも負けるもなく、取材したことをそのまま言い続ければいい。というか、やらなあかん状況。
どうも、皆、わかってないわ。
しかし、どうしてこんなことになったのか。
不正選挙ではない。この国、日本の情報ですよ。
何度も言ってしまうんだが、日本は今、雲に覆われます。その雲の内と外で情報が変換されるのですわ。黒い物が白、白い物が黒。あるものがない、ないものがある。
マスコミが現実の情勢を伝えないのは悪いが、一方で、あまりにも今最も超重要と思う米国と中国の情報においてどうしてネットであるヤフコメでさえこの程度なのかと思う。ヤフコメはねぇ、レベル落ちてるとは言え、やっぱ俺としてはそれでもスマホやPCで見てる時点で検索という手段を持ってると思うのに、何かもったいない。
敵をこき下ろして人気を得る政治スタイルは、支持層に飽きられないため言動をエスカレートさせる必要がある。結果、過激な言動が穏健派や良識派から嫌われ、過激さに飢えた信者だけが残り少数派に転じる。民主主義は多数決なので、少数派に転じた時点で敗北する。こうした政治スタイルにはデメリットと賞味期限があるのだ。
トランプの最大の戦略ミスは選挙を前に、コロナとBLMで失点を重ねすぎたこと。人種間だけでなく、支持基盤の共和党まで分断してしまった。
トランプ政権の存続に危機感を抱いた共和党支持者がバイデンへ流れ、バイデンの背後の極左を嫌悪する民主党支持者がトランプへ流れたことで、両者の得票数を押し上げた。しかし決め手は、共和党支持者の分断にあったのではないか。
同じ政治スタイルで住民投票で負けた、橋下(当時)市長の最初の大阪都構想と同じ構図である。トランプの賞味期限切れは、十分予想できたはずだった。