公開中のお正月映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』に思わぬトラブルが発覚した。同作品について、山田洋次監督(88)と旧知の間柄である世界的アーティスト・横尾忠則氏(83)が「自分のアイディアを山田監督に無断使用された」と怒り心頭だというのである。横尾氏は自宅アトリエで120分間、本誌・週刊ポストに思いの丈をぶちまけた。

◆「コラージュ」を提案

今回の新しい『男はつらいよ』のコンセプトとアイディア、それは僕が山田洋次監督に示したものが核になっているんです。公開直前になるまで、その事実を彼は全然世間に明かさなかったし、僕に一言の断わりもなかった。事実を隠蔽されたから怒ってるんではありません。

モノづくりに携わるアーティスト同士のモラルが、あまりに欠けてることに呆れ、憤ってるんです。要するにプライドの問題です。

創造は取り込むことではなく吐き出すことです。感情も同じ。今回の週刊誌での抗議は、感情が自分の中を汚染しないために取った手段です。

〈12月27日から公開中の『男はつらいよ お帰り 寅さん』。渥美清演じた車寅次郎をCGで再現し、オリジナル・キャストと過去作品の名場面をつなげて完成させた国民的映画の50作目だ。その製作から公開まで、人知れず苦渋と困惑を押し殺してきたのが美術界の巨匠、横尾忠則氏である〉

ネットの反応

1.
そんなもん素人で子供の頃、この映画に洋画の視聴を邪魔されて、寅さん嫌いになった世代でも思うわ…

CGでどうにかすればハリウッドみたいになるのにって…

残念ながら視聴者が少なすぎるけれどね…

2.
公開で対談したら?
3.
そもそも今回の「男はつらいよ」は失敗作。もしこれが横尾氏のアイデアなら最低だった。過去作など使わず、残された車家の人々の今を描いたほうがよかった。
4.
> 親しい松竹のプロデューサーに、アイディアとコンセプトを山田さんへ教えた話をしたんですよ。プロデューサーから話が行けばいいかなと思ったんでね。でも、山田監督に忖度してるんでしょうか、何も伝えてくれなかった様子でした。

映画関係者曰く、松竹において山田洋次は天皇よりも偉いそうだから間違いなく伝わってないね。新作映画にケチがついた。しかも売名目的ではない、芸術界の大巨匠から。残念でならない。

5.
幸せの黄色ハンカチだってアメリカのドーンというアーティストの曲のパクリだよね?
パクっても当たれば自分の名誉と思っているような気がする!
6.
1969年来の寅さんファンの私は早速本作品を観ましたが、過去の映画を使用したパッチワークで正直言って駄作です、生身の渥美清さんが登場していない寅さん映画はありえませんから企画段階から無理な話です。
7.
芸術や芸能なんてパクリパクられ、様々な場でヒントを得ているわけでそんなのいちいち許可なんかとるか?? 横尾とかいうやつも器ちっせーなーーー。そもそも寅さんは山田のものなんだよボケくそ野郎!
8.
アイデアだけなら掃いて捨てるほどあれど作品に完結させるのは難しいものだ。京アニの放火犯と言っているのが同レベルだ。
9.
片方聞いて沙汰するなの状態ですな、今は。。承諾を得るほどのアイデアなのかどうかは僕には判断つかないです。。
10.
繋ぎ合わせのアイディアは、これ以前にも使われた手法なので、いろんな人からも意見が出された可能性もあると思います。
まあ、二人を会わせて思う存分喧嘩してもらえばいいのでは?
11.
こんなもん既に死亡遊戯でやっとるやんけ
何を自分オリジナルの発想とか主張しちゃってんねん
12.
亡くなった方に仕事させるな。
晩節汚す前に、天国行けよ。

まったく。

13.
必殺仕事人とか、鬼武者とか、この手法を使った作品が古くからたくさんあるってこと知ってる? 飲みの席でいうなら冗談だってわかるけど、記事にするとか、ガチで激怒しているみたいに読める。こういう悪質な記事は記者を訴えたほうがいいよ。これが記事にされるとは思わなかったって。これはさすがに恥ずかしい。
14.
山田監督ともっと丁寧に話せればよかったですね。

山田監督の言い分が分からないから、判断しかねるけれど、
記事を読む限りでは、横尾忠則氏も感情的になり過ぎている印象がある

15.
そもそも山田洋次作品にあまり魅力を感じたことがない。何か嘘っぽい人情とか好きになれなかったし、記事を読んでやっぱりねと思ってしまった。ご本人が真に誠実な謙虚なお人ではなかったと言うことかしら。
16.
年よりの語るアイデアは、たいてい在り来たりなもの。本人は斬新な意見のつもりだから周囲は困る。

結局、本人以外にとっては雑談ってことでしょう。

17.
007のように2代目3代目を立てるべしべし。ブルースリーの死亡遊戯、死亡の塔、松田優作の新;探偵物語や赤木圭一郎のトニーは生きている激流に生きる男 と同じ類の映画になっちまった。
18.
山田洋次さんはだいぶ前から度々がんセンターで良く見かけます、癌センは癌以外の人は付き添い以外は入れませんから
19.
CGで出す、とかいうのは、先日のAI美空ひばりでもコンセプトは同じです。CGで製作された人を出すのも、ローグワンやターミネーター4などが有名ですね。

つまりは「ありふれている」ということです。

寅さんをCGで、というのは横尾氏のアイデアでもあったのかもしれませんが、誰でも思いつける程度のアイデアでもあったと思います。実現するために横尾氏が何かをしたという訳でもなさそうですし、ありふれたアイデアを「自分のアイデアだ」と言い張るのは、なんだかなぁと思うのです。

20.
真偽の程は分からんが、とにかくこの人が顔真っ赤にして涙目になりながら怒り震えてるっていう事だけはヒシヒシと伝わってきた!
いや〜実に悔しそうだ笑笑
21.
人間関係て難しい。
礼儀、プライドの大切さ、わかりますよ。

横尾忠則さん、山田洋次さん、お二人共に巨匠です。「晩節を汚す」と記事の途中にありますが、お二人の諍いは悲しいです。ほどほどで治まってほしいものです。

22.
横尾氏云々の前にそこまでして新作を作る必要があるのでしょうか?
渥美清の寅さんは唯一無二で氏が鬼籍に入った時点で完全に封印すべき。

もし作るなら新たなキャストで新シリーズを始めるべきです。
心のないCG寅さんなんて真っ平御免です。

23.
原田真人監督もトムクルーズにアイデアを盗まれたと言っていた。しかし、早く映画を作った方が勝ちです。横尾さんも自分のアイデアが盗用されたと感じているのであれば、考え方を変えて、自分のアイデアが山田洋二監督によって実現したことを喜ぶべきではないでしょうか。

晩節を汚したというコメントは中傷の域に達していると思います。黒沢 明監督の方が別格という表現も嫌味です。水に流せば良かったのに。器量の器が小さい。寛容であることは美しいことです。

24.
有名人ってそんなもんでしょう。一般人はテレビや映画や報道等で、見た目だけで判断するしかないので、見た通りの人もいれば、実際はとても性格が悪い人とか、その逆とかいて当然。この人の場合は、実際はとても・・ということなのかも・・
25.
まぁまぁ、そんな事どーでも良んじゃないの?…って、寅さんが言ってるよ。
26.
これはアイデア盗用って騒ぐレベルの話なのか?
28.
二人とも 松竹の無責任な幹部に騙された。
29.
この話、本当なら山田洋次監督も小っちゃいな。
それが、地位も名誉もある人がだよ。ガッカリな気持ち。
横尾さんの「寅さん愛」が一ミリも伝わってない。
30.
写真を見て失礼ながら新潟のハッピ一知事を思い出してしまった、
いやいや本当に申し訳ない・・・。

注目ニュース