8月30日に発売された「週刊文春」で、滝沢秀明(36=写真)がジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(86)から後継者に指名されたと報じられた。この報道に芸能界がザワついている。
「ジャニーさんは高齢ですし、最近はあまり体調もすぐれません。そんな中での後継者の指名報道ですから、いろいろと思惑があるのでしょう。
滝沢といえば、後輩たちやデビュー前のジュニアに絶大な信頼感を得ている。ですが、ジャニーさんとしては、本当は別の人を社長に据えた、まったく違う“未来予想図”を描いていたんですよ」
そう話すのは、とある芸能プロダクション関係者。それは5年ほど前にさかのぼるという。
「実は彼が一線を引いたあと、事務所社長には事務所の長男ともいえるマッチこと近藤真彦を据えようと思っていたのです。もしそれが実現していたら、ジャニーズ帝国をさらに大きくさせることもできたかもしれませんね」(同)
5年前といえば、世間ではメリー副社長の娘であり、ジャニー氏にとって姪っ子にあたる藤島ジュリー景子氏と、SMAPを国民的アイドルに育て上げた元マネジャーの飯島三智氏の確執が取り沙汰されていた時期と重なる。
「ジャニーさんは飯島マネジャーの能力を非常に高く評価していました。タレントを育て上げる力量はもちろん、政財界にわたる彼女の人脈の広さを評価していたのです。広告代理店を通さず直接、企業からCMをとってこられますからね」(同)
現にジャニーズ事務所から独立した元SMAPの3人が、CMに続々と出演していることからも、その能力の高さがうかがえる。
「そこでジャニーさんが考えたのは、どうしたら飯島さんと姪っ子の確執を収め、事務所が一丸となれるかということ。その秘策が“マッチ社長”だったのです」(同)
マッチを象徴的に社長に据え、事務所の運営部分は飯島氏に委ねるというのだ。スポーツ紙デスクはこう語る。
「テレビ局やクライアントなどにマッチ社長が頭を下げれば、動く案件は多い。もちろん、そのためのお膳立ては飯島さんが抜かりなくすることが前提になります。同時に、ジャニーさんが何よりも大切にしてきた舞台演出は、
『つかこうへい劇団』へ修業に行かせていた錦織一清に担当させ、後輩に人望のある滝沢には若手育成などを担当させるプランもあったといいます。
その上で姪っ子のジュリー氏を“オーナー”に据えることで、創業者一族が“君臨するも統治せず”という青写真を描いていたそうです。マッチが目黒区の一軒家から、事務所近くの高級マンションに引っ越したのは、この話を聞いた頃だったはずです」
だが、この案に最も反対したのがジュリー氏の母であるメリー氏だったという。それが、SMAPの解散、飯島氏の独立へとつながっていく。
「公然と“事務所から出ていきなさい”と飯島氏に宣告したメリー氏は、娘のジュリー氏を次期社長にすることについてだけは譲らないとみられています。実際、来年には、ジャニー氏からジュリー氏への社長交代もささやかれています。
なので、滝沢が社長になることは現実的には厳しいはず。本気でジャニー氏が滝沢を後継者に指名しようとしているとしたら、今後、どんな形で行われるのかが注目されそうです」(芸能ジャーナリスト・浅見麟氏)
マッチ社長にそれを支える飯島氏。そんな形が実現していれば、SMAPも存続していたかもしれない。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180902-00000008-nkgendai-ent
みんなのコメント
言い方悪いけどジャニーさんが最後は逃げてしまって責任を飯島さんに押し付けた結果が今だと思う。構想することはいいけど最終的に責任とれないなら何もしない方が良かった。
そうすればSMAPが解散することはなかったと思う。ジャニーさんが最後にやれることは自分の勇退と一緒にメリーとジュリーも一線から外して、然るべき後継者を指名し体制を保全するように道筋をつけることだと思う。