テレビ朝日の角南源五社長(61)が29日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、財務省事務次官を辞任した福田淳一氏(58)から同局の女性記者がセクハラを受けたとされる問題で、社内処分はないとした。角南社長は「当社の就業規則に基づく処分は特に行っておりません」。経緯について「組織としての情報共有が欠けていたため、適切な対応ができなかったことには、当該社員の直属の上司に対して報道局内の情報共有の必要性について指導致しました。
また、取材活動で得た情報を第三者に渡す結果になったことには、我が社としては遺憾に思っており、当該社員に対しては報道局内で取材情報の取り扱いについて指導を致しました。一方で、当該社員が週刊誌に音声データを提供したことはセクハラの事実を訴えるものであり、その考えは理解できるものと認識しています」と説明。
「処分を行わなかった理由としては、上司はセクハラ事案を社内で情報提供することについて十分に考えが及んでいなかったもので、セクハラの事実を隠ぺいする意図はなかったこと、上司本人も情報共有できなかったことを反省していることを、総合的に考慮して、当社の就業規則に基づく処分は行うまでもないと判断致しました。
当該社員については、公益目的からセクハラの被害を訴えるもので、週刊誌に提供した音声データに含まれていた取材内容はセクハラ行為が取材中に行われたことと示すために必要な範囲に限られていた。本人も反省していることとした」とした。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180703-00000129-spnannex-ent
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