お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(49)が14日、MCを務める日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。徳島市長が中止を決めた、夏の風物詩「阿波おどり」の「総踊り」を踊り手の団体が強行し、市と対立する異例の事態を招いたことについて「市側と踊り手側が対立しているお祭りに行きたいっていう人は減ってしまう」と持論を示した。
有力踊り手団体は13日、市の決定に反発して演舞場近くの道路で独自に総踊りを決行し、1000人超の踊り手が一糸乱れぬ踊りを披露。周囲は観客が殺到し、踊りを止めに来た市幹部に「帰れ」と怒号が上がるなど一時騒然となった。
市側が中止に踏み切った背景にあるのが、昨年まで阿波おどりを主催していた市観光協会が抱えていた4億円の累積赤字。市は入場料収入をを増やすために人気が集中する総踊りを中止し、4つの演舞場に踊り手や観客を分散させる演出を導入した。
この事態に、MCを務める「ハリセンボン」の近藤春菜(35)は「市長としては、借金が4億円以上もあると分かったら、どうにかしないといけないと思うだろうし」と市側の判断に一定の理解を示しつつ、
それでも、この日のために1年間頑張ってきた踊り手側の思いも分かると発言。全会場で見物できるワンデーチケット制にして料金を上げるなど「他のイベントを参考にしながら、何とか両者の折り合いがついて、納得できるようになればいい」と願った。
加藤は「警備がどれくらいかかるのか分からないし、物理的に難しいかもしれないけれど」と前置きして「総踊りの回数を増やせば、お客さんが増えるんじゃないの」と提言。踊り手の労力や経費の問題もあるが「回数を増やした方が、なくすよりもいい」と持論を披露した。
また、両者が反発し合う中での決行となり「市側と踊り手側が対立しているお祭りに行きたいって人は減るんじゃないかと思う」と、現状を憂慮。「一丸となって、ひとつになっているところにお客さんは行きたいと思うので、次回はそうなってほしい」と訴えた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00000091-spnannex-ent
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