若手落語家の登竜門として知られる「NHK新人落語大賞」の本選が22日、東京・渋谷の「NHKみんなの広場ふれあいホール」で行われ、3年連続4度目の本選出場となった桂三度(さんど・49)が大賞に輝いた。
6人で行われた本選。三度は、採点で入船亭小辰(34)と同点となった後、5人の審査員の評価で3対2で上回る薄氷の大賞となった。
「泣きそうです…。この賞を取れたら落語家としてやっとスタートに立てると思っていました。これからも精進します」。涙をこらえながら喜びを口にした。
高座では、実に10人ものキャラクターを演じ分ける新作落語を披露。落語の新しい可能性に挑んだ姿勢が評価された。「(反応を聞いて)ヤバイな、接戦になるな、取れたらいいなと思いました」
芸人「世界のナベアツ」として「3の倍数と3が付く数字の時だけアホになります」のネタで一世を風靡しながら、2011年に落語家に転身。
「もっといい芸人になりたいと我慢できずに始めた落語です。転校生でやってきましたけど、ぬるっとはできませんでした。後悔はなかったです。
ずっと幸せでした。僕の勘は正しかった」。今後の夢は全国を独演会で回ること。「あとは『のど自慢』の前説もやりたいし、
安藤サクラさんが好きなので『まんぷく』のオーディションも受けたいです」。ナベアツ時代と変わらない、たくさんのシワを寄せる笑顔で言った。
この模様は11月4日午後4時からNHK総合で放送される。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000147-sph-ent
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