飛ぶ鳥を落とす勢いのグループアイドル・乃木坂46において、齋藤飛鳥が“新エース”として注目を集めている。夏シングル『ジコチューで行こう!』のセンターを務め、秋にはヒロインを演じる映画『あの頃、君を追いかけた』の公開を控えている。
テレビでも過度に笑顔を見せず、ファンに媚びずに“自然体”の姿がファンの支持を集めているようだ。その在り方は、“身近なアイドル”全盛の現代において稀少であり、まるで昭和の良き時代の“手が届かないアイドル”の再来を感じさせる。
■白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花に並ぶ乃木坂46の新エース
齋藤は、日本人の父とミャンマー人の母を持つハーフとして1998年に生まれ、乃木坂46の1期生最年少として2011年にアイドルの道に進んだ。加入前から読書好きで安部公房『砂の女』、遠藤周作『沈黙』を読むような文学少女だった彼女。活動初期は選抜メンバーにも選ばれないアンダー(非選抜)の時期もあり辛酸を嘗めたが、次第に選抜常連となり、2016年6月発売の15thシングル「裸足でSummer」で初のシングル表題曲のセンターを担当。
昨年は、齋藤のファースト写真集『潮騒』(幻冬舎)が18万部を超える大ヒットを記録したほか、舞台『あさひなぐ』で主演を果たした(映画版の主演は乃木坂46の西野七瀬)。
今年の8月8日発売の夏シングル「ジコチューで行こう!」では再びセンターを務め、同楽曲は8/20付オリコン週間シングルランキング(集計期間:8月6日~8月12日)で初登場1位を獲得。さらに、齋藤がヒロインを務める映画『あの頃、君を追いかけた』が10月上旬に公開を控えている。
そのスタイルは8頭身で顔のサイズは驚異の縦18cm、頭回り50cmという“アイドル界イチの小顔”と言われ、その抜群のプロポーションから『Sweet』(宝島社)で雑誌モデルも務める。『トーキョーガールズコレクション』などのガールズイベントでは常連で、
他の乃木坂メンバーとともにランウェイを闊歩。アパレルブランドのミューズにも就任し、男性ファン人気はもちろん、女性ファンからの支持も厚い。
乃木坂46では白石麻衣のブレイクが目立っているが、ドラマ『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京系)に主演した西野七瀬やミュージカル女優として頭角を現している生田絵梨花に並ぶ乃木坂46のエースとして活躍。
その中でも齋藤は、特に今年20歳という年齢からも、今後の乃木坂46をリードしていく“新エース”として注目されている。
■主要メンバーながらネガティブ発言連発! 媚びない“自然体”の姿で魅了
齋藤は、楽曲のパフォーマンス時以外は、アイドルらしいカワイイ姿をあまりファンに見せない。乃木坂初期の頃は王道のかわいいアイドルを目指して頑張っていたものの、やがて無理だと悟って以来、素の自分を見せるようになった。それと同時期にグループで頭角を現してきた。
冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でも、アイドル然とした姿を見せず、ローテンションで飾らない姿を見せている。今年2月放送の『セブンルール』(フジテレビ系)出演時には、「暗いねってよく言われる」
「根っからのアイドルじゃないんで」など後ろ向きな発言が多く取り上げられた。乃木坂46の握手会の様子が映され、
ファンからの要望に「可愛い一言ください」→「やだ」、「元気になるおまじないかけて」→「そんなのない」、「ウインクしてください」→「しません」と笑顔で突っぱねまくる様子がSNSでも話題になった。
“塩対応”と言われたアイドルは過去にもいたが、それとは様相が異なる。不機嫌、態度が悪い、協調性がないということではなく、齋藤の場合は“無理なことはやらない”“頑張りすぎない”といったごく自然なことを心掛けているようだ。
握手会は休憩を入れつつも1日10時間程度行われるだけに、そこには「頑張りすぎて、体調不良になるよりは自然体で仕事をまっとうする」という彼女なりの処世術、人生哲学も透けて見える。
だがそれでも、冠番組内ではイヤイヤながらも猫耳を装着したり、“カワイイ企画”でもしっかり存在感を発揮。シングル「ジコチューで行こう!」ヒット祈願企画では、
嫌がりながらも巨大滝下りにも挑んだ。そんなやるべきことはやりながらも、自然体のスーパーツンデレ的な媚びない姿に、ファンはギャップを感じて大喜びをしているのだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000344-oric-ent
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