「あり得ない話」――。
ジャニーズ事務所残留か、はたまた独立かで注目されていた元SMAPの中居正広(45)について、残留決定との見方が芸能マスコミの間で広まっている。
昨年9月にジャニーズを去った元メンバーの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾に中居も追随するのではないかとの噂もあったが、どうだったのか。そこで、ジャニーズを長く取材するベテラン記者に独立の可能性を聞くと、冒頭の返答である。こう続けた。
「飯島さん(元SMAPチーフマネジャー)と共にSMAP5人全員でジャニーズを出ようという話が持ち上がったとき、中居はSMAPの楽曲の権利をジャニーズが全て持っていることを知って愕然としたんです。SMAPは大切なものだけれど、独立して『夜空ノムコウ』も『世界に一つだけの花』も公に歌えなくなるのでは、どうしようもない。
そう冷静に判断し、だからこそ『休業でもいいからジャニーズに残ろう』と稲垣らを引き留めた。ところがこれに耳を貸さず、飯島さんについていこうと香取が押し切り、稲垣と草彅もついて出て行ってしまった。SMAP解散劇は香取が主犯だと思っている中居が、おいそれと独立組に合流するなんてあり得ません」
一部女性誌によると、中居が残留を決めた背景として、ジャニー喜多川社長への恩義があるほか、2020年東京五輪のキャスターを務める野望もあるのだという。だが、前出のベテラン記者は「そんな感情論じゃない」と、こう言う。
「たとえばギャラ。TV業界ではタレントごとにゴールデンの1時間番組1本でいくらというようになっていて、中居は現在1本300万円は下らないとみられています。それをベースに、ゴールデンの2時間スペシャル特番だから600万だとか、深夜枠だから200万だとか、決まっていく。
MCとして週5本のレギュラーを持ち、年間契約料5000万~6000万円とされるCMもある。これらはジャニーズ事務所を通じた仕事ですから、仮に独立組に合流するとすれば、すべてなくなります。時間が経って冷静に考えれば考えるほど独立の可能性は低くなる」
それでいて、独立組3人を見捨てているかというと、そうでもないのが中居。4月には、ニッポン放送のラジオで3人組の楽曲「雨上がりのステップ」をフルコーラスで流して話題になった。
ジャニーズを辞めていった者たちに対して、残留タレントがとやかく言ったり、なにか応援するようなことをするのは極めて異例だったからだ。さらに、TV局のチーフプロデューサーに3人組を売り込んだとか、5月上旬には香取と食事を共にしたとも報じられている。
この先、中居がジャニーズを出て3人組と合流する、そしてファンの望むSMAP再結成というシナリオはあるのだろうか。
「あるとすれば、今のジャニーズと同じくらいの権勢を3人組が持って、独立し移籍しても、仕事もポジションも変わりがないという確証が得られた時。もしくは、今のレギュラー番組などが全て終わり、次のオファーもこないというような、ジャニーズのタレントとして終わってしまったと自他ともに認めた時でしょう」(ベテラン記者)
SMAP再結成の日も、中居がジャニーズから独立する日も永遠にやってこないようだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180704-00000006-nkgendai-ent
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