女優の新垣結衣さん(30)が主演するドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系・22時~)の第4話が2018年10月31日に放送された。
同作はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)を手がけた脚本家の野木亜紀子さんのオリジナル脚本のドラマで、ダブル主演をガッキーこと女優の新垣結衣さん(30)と俳優の松田龍平さん(35)が務めている。
第4話では、新垣さん演じる主人公・深海晶とその恋人・京谷との関係に亀裂が生じる一方、松田さん演じる恒星と晶が急接近する……といった様子が描かれた。
■ドラマの内容に視聴者は興奮したが…
番組中には、晶と恒星がベッドの上で見つめあうシーンがあったため、ネット上には「ガッキーがベッドに押し倒されてるのみて『おぉおおおお!!! 』って叫んでしまった」など、
視聴者からの悲鳴が殺到。それ以上の過激なシーンはなかったものの、それでも、「めっっっっちゃドキドキした」など、ドラマの内容に満足したとも声も上がった。
だが、その一方で、「けもなれが1時間15分遅れだったので諦めて寝る」など、視聴を諦めたとの声も続々。
それもそのはず、この日の同ドラマの放送は、日本シリーズ第4戦の放送が延長されたことにより、1時間15分遅れの23時15分から。終了は0時15分と日付をまたいだ。
このためもあってか、第4話の平均視聴率は6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となり、第3話の8.1%から1.4ポイントのダウン。視聴率に関するニュースを見た視聴者からは、「野球中継なんていらないのよガチで」「日本シリーズ延長のせいで視聴率がダウンした」などと残念がる声が相次いだ。
ダウンのポイントを「遅れた時間」で割り算すると…
日本シリーズの放送延長によるドラマの放送開始時間の遅れについては、10月30日放送の「中学聖日記」(TBS系・22時~)でもみられた。
同ドラマは日本シリーズの放送延長により40分遅れとなる22時40分から放送が始まったが、これに関しても、ドラマの視聴者からは放送遅延による視聴率低下を懸念する声が噴出。実際、第4話の平均視聴率は5.4%と、第3話の6.2%を0.8ポイント下回った。
視聴率の下落分を放送時間の遅延時間で割ってみた。両ドラマは共に本来なら22時放送開始のドラマだが、「獣になれない私たち」は1.4ポイントダウンの1時間15分遅れ(75分)であり、「中学聖日記」は0.8ポイントダウンの40分。これらをそれぞれ割り算すると、
「1.4÷75=0.018666…」
「0.8÷40=0.02」と、近似的な値となっており、「放送時間が1分遅れるごとに視聴率が0.02ポイント下がる」とでも言えそうな結果となった。
もちろん、視聴率の推移はここまで単純な計算だけでは表せないだろう。昨17年でいうと、日本シリーズ第3戦(対戦チームはソフトバンクとDeNA)の放送延長で1時間35分(95分)の遅れで放送が始まった
「監獄のお姫さま」(TBS系・22時~)の第3話(平均視聴率は6.5%)の視聴率の下落値は3.1ポイントであり(第2話は9.6%)、割り算の結果は「0.0326」だった。
とはいえ、放送開始時間の遅延と視聴率の下落値の関係は気になるところではある。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000005-jct-ent
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