タレントの堺正章(72)、岡田美里(57)元夫妻の次女で女優の堺小春(24)が6日に開幕する舞台「金魚鉢のなかの少女」(東京・赤坂レッドシアター、14日まで)
で舞台初主演する。オーディションで大役を射止めた小春はこのほど取材に応じ「感極まってしまいました。父も母も喜んでくれて、見に来るって言ってます」。父・正章も「ここからがスタート」と成長を見守っている。
「金魚鉢―」はカナダの劇作家モーリス・パニッチによる戯曲。1962年キューバ危機に世界が直面する中、カナダの片田舎の町で両親の不仲に悩む10歳の少女を中心に描く。自身も01年6月、7歳の時に両親の離婚を経験した。
「自分と重なる部分がすごいあって興味をひかれました。両親の離婚って、体験した人にしか味わったことのない感覚があると思う。
私は離婚してもどちらかを嫌いになることは全くなくて、そこが主人公に似ていたんです。私の話だと思った」と笑顔で振り返る。
離婚後は母と暮らしたが、父の家に一人で泊まりに行くなど良好な関係を築いてきた。今も多い時は月1ペースで食事する。出演が決まった際も、すぐに報告した。
「主演と言ったら『ゲーッ!』って急に焦り始めて。会う度に『今は何をやってるの?』『稽古はいつから?』とか聞いてきます。
『本番を楽しめるよう、今は苦しみなさい』とはすごく言われますね」と照れながら明かした。
舞台出演は15年の「転校生」以来。「転校生」の時に父から「堺」の芸名を継いだ。正章は「これで役割が終わったってぐらいうれしかった。ジーンとしました」と語り、
TBS系「時間ですよ」で共演し、先月15日に亡くなった樹木希林さんの名を挙げ「いい縁を持つことが大事。例えば自分も樹木希林という人間と知り合って、ドラマでの自分の役割を完成できたから」とアドバイスした。
07年にNHK「夏雲あがれ」で共演したことがある。小春は「(共演は)女優としてちゃんとできるようになったら。人生でもう一度くらいはあってもいいかな」。
正章は「彼女の作品に呼んでもらえるぐらいに成長してくれるとうれしい」と目を細めていた。
◆堺 小春(さかい・こはる)本名・栗原小春。1994年3月10日、東京都生まれ。24歳。05年にミュージカル「アニー」で舞台デビュー。
15年の「転校生」で本格的に芸能活動を開始。今年4月期のフジテレビ系「いつまでも白い羽根」などに出演。164センチ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000242-sph-ent
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