元・週刊文春エース記者でジャーナリストの中村竜太郎がラジオ番組に出演し、助成金の流用や不正判定などの疑惑で連日ワイドショーを賑わせている日本ボクシング連盟の山根明会長(78)について言及した。
中村は先日、かつて山根会長の側近だった前・近畿大学ボクシング部総監督である澤谷広典に取材を行い、山根会長の知られざるエピソードを聞きだしたという。近畿大学ボクシング部は部員等の不祥事から一時廃部。
そこから活動を再開し、見事1部に昇格した経緯がある。2012年、昇格を決めた当時、澤谷が当時総監督だった赤井英和と抱き合って喜び、様々なメディアでインタビューをしている様子が取り上げられた。
ところが、そのインタビューが山根会長には気に食わなかったようで、「俺の名前が出てこなかった。山根会長のおかげです!ってなんで言わなかったんや」と澤谷を恫喝したという。
さらに山根会長の圧力は続き、後輩のコーチを指導する際に平手打ちをした澤谷を、暴行事件としてマスコミにリーク。山根会長は澤谷を引きずりおろし、その後釜に自身がかわいがっている親族を就任させたという。
また、現在、「奈良判定」や「おもてなしリスト」などが話題になっているが、実際はどんな様子だったのか澤谷に聞くと、「とにかく周りが異常な気を遣っていました。どこかの試合会場に行く時はスタッフが総出で見届けます。
まるでアウトレイジで組長を迎えるような様子でした。」と回答したという。さらに、ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田諒太選手について山根会長は「俺の政治力のおかげで取れた金メダルだ」と主張し、
その理由として試合直前に山根会長の息子がセコンドについたことで、判定が有利になったことを挙げている。セコンドを務めた山根会長の息子はボクシングの経験がほとんど無く、山根会長自身もボクシングは、ほとんどやっていないという。
山根会長の異常なエピソードに、パーソナリティの垣花正アナウンサーも「もう訳分かんないですね。」とコメント。今後の展開について、
中村は「これからどんどん告発者が出てくると思いますし、また我々メディアが取材をすることで、不透明な部分にメスが入って色んなことが分かってくると思います。」と語り、改めてメディアが真実を追求する必要性を強調した。
(8月7日放送 ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」より)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180812-00010013-nshaberu-ent
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