【AFP=時事】新作映画でトランスジェンダー(性別越境者)の犯罪者役に起用されたことで猛反発を招いていた米女優スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson、33)は13日、この役を辞退することを明らかにした。ヨハンソンが主演することになっていた映画は『Rub and Tug(原題)』。マッサージ店を経営しながら売春をあっせんし、1970~80年代の裏社会で暗躍したトランスジェンダー男性、ダンテ・「テックス」・ジル(Dante “Tex” Gill)を描いた作品だ。
ヨハンソンの配役が発表されると、ソーシャルメディア上ではトランスジェンダー俳優が起用されなかったことに対する非難の声が殺到。トランスジェンダー女優のトレイス・リセット(Trace Lysette)やジェイミー・クレイトン(Jamie Clayton)も批判の急先鋒に立っていた。
ヨハンソンはLGBT(性的少数者)向け雑誌アウト(Out)に宛てた声明で、「私がダンテ・テックス・ジル役を演じることについて最近浮上している倫理上の疑念を受け、このプロジェクトへの参加を謹んで辞退することを決めた。
トランスジェンダーの人々に対する文化的理解は進み続けており、自分の配役について最初の声明を出した後、私はそのコミュニティーから多くを学び、今はこの声明が無神経だったと自覚している」と表明した。
ヨハンソンの代理人は先の声明で、過去にもジェフリー・タンバー(Jeffrey Tambor)やジャレッド・レト(Jared Leto)、フェリシティ・ハフマン(Felicity Huffman)といった俳優がトランスジェンダー役を演じて成功を収めていると指摘していた。【翻訳編集】 AFPBB News
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000004-jij_afp-ent
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