日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長がロシア・ワールドカップ(W杯)からの帰国記者会見に出席したが、会見内容について批判がくすぶり続けている。W杯開幕2か月前に自分の判断で解任したバヒド・ハリルホジッチ前監督について、一言もなかった半面、「日本代表なんか嫌いだ」と言っていた人にも「感謝しないといけない」などと、突然異例の発言を展開。
また、次期監督についても西野監督へ慰留の一言もなかった点などが反発を呼ぶなど、日本サッカー界のトップとしてのありように「違和感」があるようなのだ。
■「『日本代表なんか嫌いだ、応援なんかしない』と言ってくださった方」
日本代表はW杯決勝トーナメントでベルギーに敗れ、2018年7月5日に帰国。同日の会見には田嶋会長と西野朗監督、主将の長谷部誠が出席した。
田嶋会長は「熱い応援をしてくださった日本国民の方々、それを報道してくださった皆さんには本当に感謝したいと思います」と述べると、そこで終わらず、
「『日本代表なんか嫌いだ、応援なんかしない』と言ってくださった方にも、関心を持ってくださったという意味で感謝しなければいけないと思っています」
と異例の発言をした。
この発言について、ネットでは「代表なんか嫌いだと言っていた人にも感謝」発言が批判への皮肉のように聞こえるからか、「なんでいちいち煽るんだ」との声が少なくない。
「日本代表ではなく田嶋の主義主張に反対なんだよ」「あんたがいなけりゃ素直に応援するって言ったよ」など、「日本代表チーム」と「田嶋会長(JFA)」を切り分けて考える向きもある。
また、西野監督の去就については、
「監督の任務をお願いする時に西野さんから言われたのは、『結果がどうであれ、この大会が終わるまで』ということ。その約束を僕は守りたいと思います。だから慰留はしませんでした」
として、「7月末で任期満了」と発表、そっけないともとれる印象を残した。西野監督がW杯ベスト16という結果を出したものの、「違う形でサポートしてもらえれば」と明言、技術委員長職への復帰なども示されることがなかった。
次期監督については、
「まだ白紙の状態です。技術委員会で話していただいた上で、早い時期に決めたいと思います」
と型通りの発言に終始した。
ネットでは、西野監督への発言がある意味、冷たいと受け取った人が多かったようで
「結果出しても退任なのね…。なんか西野さん、可哀想な扱いだわ」
「田嶋さん!他に言い方がないのか!? 西野さんへのリスペクトが感じられない」
「二ヶ月必死で務めた西野をあっさり解任 こいつは日大の上層部と同じにおいがする」などと、厳しい声が相次いだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000015-jct-ent
みんなのコメント