3回のパイロット版を経て、今年4月からレギュラー化された、NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」(総合で金曜午後7時57分ほか)が話題だ。“5歳の女の子”チコちゃんが問いかける素朴な疑問に答えられないと、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られてしまうという、今までにないスタイルの雑学クイズ番組で、おませで物知り、かつ口達者なチコちゃんの“MC力”に負うところも大きい。このチコちゃんの声を担当しているのが、“キム兄”ことお笑いタレントの木村祐一さんだ。「チコちゃんはなぜ5歳?」「キム兄の言葉は台本通り?」といったチコちゃんと木村さんに関する“素朴な疑問”に迫ってみた。
◇イラッとくるかこないかのギリギリの境目が5歳だった…
番組の骨子を考え出したのは、フジテレビで数々の人気番組を手掛けてきた小松純也さん。「5歳の女の子にクイズを出され、
知らないと『ボーっと生きてんじゃねえよ!』と叱られる」という大部分のアイデアはその時点で存在していたという。
そもそもなぜ5歳だったのか? 5歳といえば小学校に上がる手前。おかしな言葉を覚えて、大人と対等な口を利こうとする時期ともいえる。
背伸びした感じもまだ可愛くて、何かを言われた側がイラッとくるかこないか、そのギリギリのちょうど境目にあたるのが、5歳あたりと考えた。
NHKの水高満チーフ・プロデューサー(CP)は「3歳だと、そこまで大人と対等な口を利く感じでもないし、これが小学5年生くらいになると理屈っぽくなる。
チコちゃんは毒舌な面があるので、小学生とかに『お前つまんねーやつだな』って言われたら、ちょっとイラッとくるじゃないですか? 5歳の女の子という社会生活や規律に染まってないところも、ちょうど良かった」と狙いを明かす。
おかっぱ頭に刈り上げという、昭和の匂いがプンプンするチコちゃんのルックスも、5歳なのに大人と対等な口を利くというキャラクターを具現化したもの。
水高CPは「チコちゃんは『毒舌』といわれていますが、ある意味『正直』ともいえる。正直な、おませでこまっしゃくれている女の子。今の子供たちは割と大人の顔色をうかがって、いい子ちゃんでいることが多いから、そうではなくて、ちょっと懐かしい感じにしてみました」と説明する。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000041-mantan-ent
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