“男が憧れる男”と言えば、かつては父親であったり、芸能人なら故・高倉健さんや矢沢永吉、長渕剛、スポーツ選手では長嶋茂雄やアントニオ猪木のような“カリスマ”が本流で、いわゆる男臭い人物が多かった。
しかし今のトレンドは、男性芸能人が気軽に、同性かつライバル関係にもあるはずの男性芸能人を推す(ファンだと公言する)同業タレントが急増。本来の女性ファンたちと共存しつつ、彼女たちからの好感度も獲得し得る“イケメン推し男性タレント”の思惑とは?
■“イケメン推し”に拍車をかける男性側の美意識向上
男性芸能人による“イケメン推し”が許容されるようになった背景には、日本の風俗・文化・社会構造の変化も影響しているだろう。
男性が女性のように可愛らしくふるまう“男の娘(こ)”や女装男子も、今ではかなり普通に受け入れられるようになってきている。
某議員の発言が物議をかもしたように、LGBTやジェンダーレスも一般レベルで語られるようになり、“美しい男性”に男性が惹かれたり憧れたりすることも、ことさら不思議なことではなくなってきた。
今年9月期の『めざましテレビ』(フジテレビ系)の水曜マンスリーエンタメプレゼンターに就任した、ゴールデンボンバーのベーシスト・歌広場淳。
番組のなかで、「歌広場淳のイケメン手帳」なるコーナー企画を担当し、独自目線でピックアップしたイケメン俳優を紹介し、放送後のネットで話題を集めた。
歌広場は、2015年放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で“女子な男”として、お笑いコンビNON STYLE・井上裕介、こんどうようぢらと出演。
その中でこんどうと「イケメン好き」や「女子と話すのが苦手」という点で意気投合する一幕も。「僕自身女性的感性を少し持っていて」と公言し、“おネエ疑惑”が浮上するほどの女子力全開のトークでスタジオを盛り上げた。
男性の美意識向上とともに、乙女力ともいえる“マインドも女性的な心”が高まっているのも、“イケメン推し”が増えている傾向といえそうだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000327-oric-ent
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