お笑いタレントの明石家さんま(63)が、34年ぶりにテレビ東京の番組に出演することが30日、分かった。同局の旅ロケ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」の2時間半スペシャル(14日、後6・30)に登場する。テレ東との過去の遺恨をラジオ番組などで語ってきたさんまが、冠番組で共演したいという出川哲朗(54)の願いを聞き入れ、奇跡の出演。さんまは「テレ東の番組やと分からなかって!」と話しているという。
テレビ界の伝説の1つ、“さんまがテレビ東京を逆出禁にしている”が、ついに解けた。
さんまの同局への出演は、1981年10月~84年3月まで放送された「サタデーナイトショー」以来。深夜放送ながらさんまの司会とお色気路線が受け、当時のテレビ東京で全時間帯トップの視聴率を記録した超人気番組だった。
ところが、さんまの説明によると、「局の看板がお色気番組なのはいかがなものか」との声が上層部から上がり、好評のまま打ち切り。以降、さんまとテレビ東京の関係は冷え切ったままだった。
歴史の扉を開いたのは、出川だった。今年の正月、さんまがMCを務めたTBSの特番「あんたの夢をかなえたろかSP」で、出川は「充電-」にさんまがゲスト出演することを夢だと明かした。さんまが「絶対オファーすんなよ!」と5回かぶせたことから、お笑い的な“フリ”だと判断した出川は、後日、日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」に出演した際、再び出演を直訴した。
ところが肝心のお願いを噛んでしまい、さんまは真顔でスルー。落胆する出川だったが、またまた「踊る-」に呼ばれ、あいさつに行くと、さんまから「全然オファーしてけーへんやないか!」と突っ込まれ、夢の成就を知らされた。
収録は6月10日。さんまと出川は電動バイクに乗り山形県を縦断。道すがらで充電させてもらいながら120キロを走破した。さんまは5時間半しゃべり通しだったといい、出川は「夢のひとときでした」と振り返った。
“34年越しの奇跡”に沸くテレビ東京はさんまの出演をよりスペシャルなものにするため、出川にドッキリを仕掛けた。
出川からスタッフに「さんまさんはいつ出るのか?」と再三の探りがあったがのらりくらり。「さんまさんは関東近郊しかロケしないから片道3時間半かかる山形にはこないだろう」という出川の思いを逆手にとり、ゲストはANZEN漫才のみやぞん(33)だと伝えていた。みやぞんのマネジャーにも協力を依頼する徹底ぶりだった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180701-00000012-dal-ent
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