初回視聴率21.8%と、前3作を上回る好発進を切り、現在も好調な視聴率を記録している連続テレビ小説『半分、青い。』。豊川悦司など、個性豊かなキャラクターも何かと話題となっているが、親しみやすい時代背景や人気番組のパロディを交えた北川悦吏子氏の絶妙な脚本が受けている。月曜日から土曜日まで朝の顔でもある朝ドラだけに、制作サイドとしてもさまざまな成約のなか、「極力ブレーキをかけずに作ること」をモットーに制作された同ドラマについて、NHKの制作統括を務める勝田夏子氏に話を聞いた。
◆平成が終わろうとしている今、昭和平成史を振り返りたかった
初回視聴率21.8%と、前3作を上回る好発進を切った連続テレビ小説『半分、青い。』が、中盤を迎えても勢い衰えず、好調だ。『ロングバケーション』(CX 系)などのヒット作を生みだし、“ラブストーリーの神様”の異名を持つ北川悦吏子氏のオリジナル作品。
病気で左耳を失聴した永野芽郁演じるヒロイン・楡野鈴愛が、故郷の岐阜と東京を舞台に、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜けるおよそ半世紀の物語。時代を1971(昭和46)年からの半世紀に設定した狙いを、制作統括の勝田夏子氏はこう語る。
「ここ最近60年代以前を舞台にした作品が多かったので、平成も終わろうとしている今、トレンディドラマの女王と言われた北川さんに、バブル期を描いていただきつつ、昭和平成史を振り返るのは面白いのではないかと考えました」
ドラマでは、当時を知る世代が「懐かしくてうれしい」と声をあげる小物や言葉、ヒット曲、過去映像に加え、過去の人気番組のパロディもふんだんに登場。SNSを中心に話題となっている。なかでも今の時代ならではの反応と勝田氏が驚いたのが、第4話にてヒロインが特撮ドラマ『マグマ大使』の真似をしたシーン。
「71年生まれの鈴愛が『マグマ大使』を知っているのはおかしい」という声がSNSに多数あがり、ネットニュースでも「時代考証をめぐり論議」と報じられたのだ。第6話で、鈴愛が知っていたのは父の影響だったことが明かされ、一件落着となったのだが。
「少し待っていただければ、謎が解決できるよう、普通にストーリーを作っていただけたのですが、今の時代、みなさん待ってくれないんだなと(笑)。炎上商法とか、バズったと言われることがすごく意外でした」
個性あふれる登場人物も話題となっているが、「東京・胸騒ぎ編」では、豊川悦司演じる偏屈な天才少女漫画家・秋風羽織と、秋風の秘書・菱本若菜役の井川遥が人気に。
「豊川さんも井川さんもあそこまでコメディを振り切って、真面目にやってくださるとは思っていなかったのですごく嬉しいです」◆時代の気分を視聴者とキャッチボールできるのが朝ドラ制作の醍醐味
応募者2366人の中からヒロインの座を射止めた永野に関しては、「型にはまった芝居をしない、もともと逸材でしたが、ドラマ上どんどん歳を重ねていくなかで、ここまで深く演じ分けができるとは想像以上。本作を通じてグンとキャリアアップしていくのではないかという手応えを感じています」と勝田氏。そして、「鈴愛という規格外のキャラクターがリアルに成立しているのは、芽郁ちゃんの持つ演技力と天性の愛嬌ゆえ」とも感じているそう。
「朝ドラのヒロインには奥ゆかしさが求められますが、鈴愛はまったく奥ゆかしくありません。でも、思っていることをハッキリ言ったり、これだと思ったことに邁進するバイタリティは、とかく縮こまりがちな今の日本人に必要ではないかと思うんです。躾の悪い子とか、わがままな子と言う方もいらっしゃいますが、もう少し皆わがままになってもいいんじゃないですかという思いも含めて、描いている面があります」
本作での勝田氏のモットーは「極力ブレーキをかけずに作ること」。
「私は朝ドラをすごくジャーナルなものだと思っているんです。時代の空気を意識しながら作って、視聴者もそれを感じ取って毎日を過ごす。時代の気分を視聴者とキャッチボールできるのが朝ドラを制作する醍醐味だと思っています」「東京・胸騒ぎ編」に続く「人生・怒涛編」では、斎藤工など漫画家時代の顔ぶれに負けず劣らず個性的で芸達者な役者が登場。史上初、ヒロインの胎児時代からスタートし、朝ドラに革命を起こす挑戦を続けている本作に、後半も大いに期待したい。
(文/河上いつ子)
[18年6月25日号 コンフィデンスより]引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180622-00000340-oric-ent
みんなのコメント
まーくんはどうしてるんだろうか?
いずれ再登場してくるんだろうけど、いきなり3年の月日が流れていて驚いた。
直ぐに泣ける、わがままな所など、演技を自然体で演じていて共感がもてる。
脚本家の言動が最低です。
ドラマ内の台詞や描写やナレーションやにも
脚本家本人の人間性や価値観のよくない部分がかなり出ていて
脚本家が書きたい要素以外の雑さも目立ちます。
なんで提灯記事ばかり出すんですか?
あまちゃんはバタバタしてるようでいて、復興というテーマが本質としてあったので、嫌な感じはしなかった。
だから自分は見る気がしないのか
トレンディドラマそんなに好きじゃなかったから
そうかな?
基本、朝ドラのヒロインって、猪突猛進だったり、悪気はないけど周りを明るく巻き込んで夢に邁進!って感じの人が多い気がする。
作品の最初から最後まで通して、奥ゆかしさがあったのは・・最近の作品だと、ゲゲゲの布美恵さんと、マッサンのエリーと、べっぴんさんのすみれくらいでは?
おひさまの陽子さんと、ひよっこのミネコは、最初は奥ゆかしさもあったけど、岡田作品あるある!で、どんどん傍若無人になっていったし。
①声が届かない
②笛を吹く
③律残る
④「だっせぇ服」
までの分かりやすいトレンディ演出が見えてしまったけど視聴者はこれを望んでるんだろうか…
普通は、ハンガーにかけとくのでは。
弟は悪くない。当たり前の日常行為。
主人公がズボラすぎ。
晴さんだってもう少しマシな服持ってるだろうし、現に着てたし、オシャレなんとかってお店もあれば菜生ちゃんに借りるとか、いろいろあるやん。
わざわざ東京からパーティーの為に戻ってきた鈴愛だけ残して家族でパーティーに出かけるのもおかしければ、連絡くれてた菜生ちゃんに連絡してないのもおかしい。
もうほんとに、「変な服着た鈴愛を律に再会させたい」って設定を実現させたいだけの、雑すぎる脚本。
「はい、あなたの昔のドラマで観たことありますよ」な再会シーン含め、本当にうんざりした回でした。
『いつもポケットにショパン』、『東京のカサノバ』、『おしゃべり階段』…。
『東京のカサノバ』は、一眼レフカメラ、ホンダのバイクVT250、シャツ、ネクタイの上にザックリしたアランセーターなど小道具?も良く覚えている。
『いつもポケットにショパン』は、きちんと全部読んでないので、きちんと読了したい。
30年前、流行りの俳優さん達を集めて視聴率を稼いでいた時代は脚本などどうでもよかったんですよ。
芸能人の安売りをしているいま、視聴者の好みがかなり分散してるんで過去と同じ手法は通用しませんね。
やはり、朝ドラ、大河は才能ある脚本家がつくらないとだめです。
眉間にシワよせて見るんじゃなくて、気楽に見ましょうよ。
ドラマなんだから。
私は大好きですが、嫌う人の気持ちもよくわかります。
最初はわざとトゲトゲさせて引っかかるようにしているのかなと思っていましたが、どうやら天然でやっている様子。
良くも悪くも少女のような北川さんを観察するのも込みで毎日楽しみにしています。
ユーコの生活が荒れて、その後の結婚までの流れが雑に感じた。
此のドラマこそ漫画だよ!パンチとか七夕の短冊とか駅のホームのシーンとか?
24歳にも成って駅のホームで笛を吹く何て、あり得ない!今度は律が、鉄人28号でも開発して
鈴愛にリモコンをプレデントでもしそうな勢いだよ?はは(笑)
漫画家編も終わるとなると、ストーリーの散漫さは否めませんが、ゆるりと見ていきたいです。
おもしろくなくはないよ。
俺は。
返信は遠慮してくれ。
それはともかく、そろそろ完全にバブルはじけて不況に日本中が没入していくから、マンガ家としてそれに巻き込まれていくんだろうか。
今 この瞬間も古い元号を生きてることに すぐなってしますんだ。
最後のネタバレやめて欲しかった
価値下げてると思う。
現在ドラマについての質問とか
構想とか、予告とか
絶対やめてもらいたい。
かなりオブラートに包んで
最終回まで、お付き合いください程度で十分だと。
裏話は、最終回終わった後で十分ですから!
ユーコが荒れたり結婚する場面、なぜかひしもっちゃんが一回も出てこなくて、不自然だった。
とっくに車の時代だし一時間も走れば新幹線駅なんだから車で送り迎えが常識。
24才。この頃から携帯出始めてます。でもこのドラマでは使わないでしょ。
リアリティ皆無な所を楽しむものだと思いますが、当時のそれを経験していない人は見方が分からないのだと思います。
一方で懐かしさでハマる人もいる。
個人的には朝の忙しい時間のドラマに過度の期待はしていません。こういうのはこういうのでサクッと見ればいいかと。
楽しんでみている自分がおかしいのではとさえ思わされる
鈴愛がリーツーと叫び笛を吹き電車の音にかき消されて律は行ってしまったと見せかけて、現れるってなんか想像通りだった。
20年以上前のトレンディドラマ、愛してくれと言ってくれの場面のパクりっぽく感じた。
あれはトヨエツと常盤貴子の名シーンだったから未だに脳裏に焼き付いているが、二番煎じで観てもなんの感動もなかった。
ドヤ顔で神回だと言ってのける脚本家の単なる自己満足にしか感じなかった。
結局なにが言いたいドラマなの?っていう恋愛事情垂れ流しドラマが多い。
全体的に5年以上時代が古い気がします。
懐かしい感じより、見飽きた感じで
新鮮さがない。
逆に最近の若い人にはそれが新鮮かつ、
今迄の朝ドラらしくなくて受けてるん
ですかね。
心配せでも全然おもんないし!
自分が正しいと、思い込む高卒の漫画家?24歳まで勘違いして周りに配慮ないし、コンプレックスもない。
この脚本家、障害者美化して健常者より立派にかくの好きだね。
聴覚障害は、どうなったの?