今年、上沼恵美子が「M－1グランプリ2019」の審査員を降板するかもしれないという噂が出たとき、個人的には「そんなことはまずないだろう」と思っていた。

このタイミングで降板したら、若手芸人が彼女を批判した動画を公開して炎上した「暴言騒動」が、いかにも大ごとだったことになってしまう。

あの騒動で傷ついたと思われるのも、本気で怒ったと思われるのも、どちらも彼女にとって何の得もない。何十年も生き馬の目を抜く芸能界を生き抜いてきた彼女が、たかがこんな騒動ぐらいで降板を選ぶはずがない、と確信していた。

案の定、上沼は今年も審査員席に帰ってきた。それどころか、ふたを開けてみれば、今年の「M－1」では彼女はいつになく元気だった。恐らく暴言騒動のネガティブな印象を払拭したいという思いがあったのだろう。

番組冒頭では「更年期障害を乗り越えました」と笑顔で話した。問題となった暴言の内容をなぞり、自らネタにしてみせたのだ。続けて「こっちも真剣にやってるのに……要らんこと言うなよ！」とカメラ目線ですごんでみせた。

この一連の発言は、上沼がこの日の「M－1」に臨むにあたって絶対にやっておかなくてはいけなかったことだ。それをやりすぎというぐらい徹底的にやるのも、彼女の並外れたサービス精神の表れだ。

その話題に触れなければ、見ている人があれこれ余分な想像をしてしまう。上沼は暴言で傷ついているのか、怒っているのか。そんなふうに勘ぐられても何の得もない。開き直って笑いのネタにすることが最善の方法だったのだ。

その後も上沼は快調に飛ばしていた。1組目のニューヨークが歌ネタを披露した後には、ネタの講評を述べた後、「あら、こんなところにこんなものが」と自身のCDを取り出して宣伝を始めた。

ボケのための小道具を事前に仕込んでいたというところに、あのキャリアでも今なお衰えない目先の笑いへの貪欲さが感じられた。

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191226-00000082-sasahi-ent

ネットの反応

1.
何だ、このラリー遠田の上沼恵美子ヨイショ記事は！　業界特有の吉本芸人持ち上げの文章で、ここまで賛辞すると逆に裏事情があるのかと疑問になる。

所詮喋りで飯食ってるんだから、TVに映ってナンボの世界の芸人が今や吉本のための「M-1」番組の審査員の椅子は死守するだろう。

最近の松本、上沼あたりをまるで神格化したような業界の風潮は紳助あたりからだが、TV界が吉本に完全に席捲されている証左と言える。どこかで誰かがストップをかけないと「M-1]番組やお笑い全体が滅失する時が直に迫っている。

2.
私は、千里万理より面白い女性漫才を見たことが無い。
たけしも松本も、当然一目も二目も置く存在な訳だ。

もし今回、上沼が審査員を辞退したら、久保田も武智も完全に消えてしまっただろう。二人ともそれが優しさとは気づかないだろうが…。

3.
芸人をやたら祭り上げてつまらなくする天才ラリー遠田
4.
この記事に悪意を感じます。
マスコミが騒いで勝手に大騒ぎしておいて更に勝手な事を記事にする。
上沼さんは嫌われものではなく立派な方です。
5.
この人大好き、でも嫁だったら頼もしいやら、怖いやらｗ。
6.
違和感が有るのは「M-1優勝が、ノーベル賞取ったような、オリンピックでメダル取った様な」扱いになる所。

たかがニッポンのちっぽけな賞取るとか取らないとか取れないとか、そのチャチな賞の審査がどうだからとか、下らん。

7.
「関西人にしか分からへんねん」って言う上沼擁護が大嫌い。
それ言うんやったら、M-1は関西ローカルの大会にしたらええねん。
全国でやるんやったら、その基準で審査するもんや。
8.
上沼さんは嫌われ者と言われてる程偏向的な点は付けていないよ。
むしろナイツ塙や松本の採点のほうが怪しいな。
特に塙は巧い芸人をつぶしにかかっているのが露骨で笑える。
9.
>上沼は暴言騒動を乗り越えたのではない。暴言騒動で作られた「彼女に対する同情的な空気」を乗り越えたのだ。

この最後の一文に納得。
だから、最近の芸人のお互いにかばい合う雰囲気も気に入らないのだろうね。

10.
もし、上沼が審査員を辞めていたらどうなっただろう。
批判した若手お笑い芸人は間違いなく世間からの冷たい視線と中傷に晒された事だろう。

TV界での再起も難しかったかもしれない。
それを回避させた、上沼の思慮深さと優しさと懐の深さに真の芸能人スピリッツを観た。

11.
好かれたり嫌われたり。「毒にも薬にもなる」のが上沼恵美子。その存在感だけで十分価値がある。
12.
このおばちゃんまだ元気なんですか、芸能界引退したのと違いますか？
13.
ほんまそれ。
14.
本人達もやる気なくしちゃったのなこの発言からだと思うからファンは複雑ちゃう
15.
どうみてもパワハラだろ
テレビだから許されるって言い訳か？
16.
そしてこの解説記事こそが上沼恵美子のやった事を無駄にしてしまいかねない最大の敵
17.
上沼恵美子さん、男前ないい女やなあ。
カッコええわあ。
18.
嫌われ者に徹した？自然とそうなっただけでしょう

後輩にあそこまで言われたら慰留を求められたって普通は身を引くよ
M-1は審査員の為のものじゃない

19.
単に思ったことを言ってるだけかもしれない。
その場の空気からあのタイミングで檄をとばすことに意味があると判断したかもしれない。

第三者にはわからないのでは。

20.
この人は、言いたいことをそのまま言っているにすぎず、センシティブな場面では「言い方」をもっと大人らしく配慮すべき。まあ、ストレスのたまり具合は少ないだろうねｗｗ
21.
芸人として、破格に有能なのは疑いようもない。その意味で、記事の内容に嘘は無い。
ただ、彼女の行動を あまりに善意に解釈するのもなぁ。和牛は、例の暴言騒動の現場に写り込んでたし、酷評は「憂さ晴らし」の面も有ったと思うよ。
22.
Ｍ１グランプリの審査員に関わるニュースがいろいろ出ているが、そんなに注目に値する話なのだろうか？
23.
関西人やけど　上沼さんは、ホンマ　プロ中のプロやで　あの騒動の態様の素晴らしさ　あの人に勝てる　女性芸人は、居てない！
24.
この方は『関西』『おばちゃん』からは絶大的な支持がありますよね。

これだけ支持があれば『嫌われ役』を演じてもなんてことはないのでは。
本人もそれを分かってて演じてますからね。

25.
見込みのない芸人にはダメだしすらないから
愛情ある人だと思う。
26.
上沼さんがどう思っているかはわからないが、久々に読んでなるほどと思う記事だった
27.
苦しんできた和牛にあの公開仕打ちは全く必要ない。愛情の裏返しとかのこじ付け解釈は偽善的で納得できない。ネタもちゃんと面白かったし、不貞腐れていたわけでもない。

久保田や武智のように上沼を批判したことも一切ない。単純に「何でここまで言われなくてはならないのか」「和牛が何をしたというのか」と白けてしまった。可哀想すぎる。

世論がどんなに上沼を持ち上げても、今回の事で私は大嫌いになってしまった。

29.
M-1などという吉本芸人優待のインチキ漫才コンテストに、少々真実味を与えるためのカモフラージュとして一応外様の毒気として据えられた存在でしかない。

吉本はあれだけ問題起こしても、まだ事務所主催のような身内贔屓のこんな漫才コンテストをやってるとは呆れる。
事務所の身内芸人の力を世間に見せ付ける単なるヤラセ番組としか感じない。
審査委員の顔ぶれも実にくだらない。

30.
畑違いのAERAが何を上から目線で…と思ってたらラリー某
こいつ、何もおもしろくないのにいつも不快な記事書くヤツ

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