希代のロックンローラーは血気盛んだった! 先月15日に死去した女優樹木希林さん(享年75)の夫でミュージシャンの内田裕也(78)が9日、都内で行われた映画「アンクル・ドリュー」(11月9日公開)のイベントに登場。
愛妻の他界で憔悴ぶりが激しく心配されていた内田。この日も言葉を発するのに数秒間かかるほどで体調不安をうかがわせたが、イベント終了間際には、往年の気勢よろしく声を荒らげる場面もあって――。
内田と樹木さんは40年以上別居しながら婚姻関係が続いた型破りな夫婦として知られていた。
妻の死去翌日の先月16日に無言の対面を果たした内田は、20日になって「見事な女性でした」と追悼コメントを発表。
だが、30日に都内で行われた葬儀・告別式で喪主のあいさつはせず取材対応もなし。自身の肉声で亡き妻に対する胸の内を語っておらず、体調が心配されていた。
ワイドショー関係者は「愛妻の死に、内田は相当ショックを受けているということでした」。
この日、いつもと同じように車イスに乗った内田は、バスケットボールを題材にした同作にちなみオレンジのユニホーム姿で登場。
「家族に不幸もあり、ちょっと元気がないように思うが、こういう時こそ、この映画のプロモーションに必ず出ると約束したので、ちゃんと出演するのがロックンロール魂と思ってやって来た」と弱々しい声ながらも来場した経緯を説明した。
その上で「バスケットボール、ロックンロール。今日はコンディションが悪いので、また機会があったらヨロシク」と話した。言葉を出すのに数秒かかることもしばしばで、集まった報道陣も一様に不安な表情だった。
樹木さんに対する思いを聞かれても「ちょっと元気がない――」と自身の状態を口にしただけで、それ以上の言及はなし。
胸中を激白するのは、2014年の開催から毎年、ゲストとして足を運んで思い入れが深い京都国際映画祭(11~14日)になるのだろうか(本紙既報)。
ところが、だ。イベントが終了してステージから去る際、内田が車イスに乗ったまま声を荒らげる場面があった。
マイクが声を拾わなかったため何に不快感を示したかは不明だったが、関係者の話を総合すると、ステージから退場する時に内田を乗せた車イスの扱いが少々、
雑だったために声を張り上げたという。内田は歩行が困難とされ、車イスは大事なパートナー。そんな“相棒”がぞんざいにされればイラッとするのも無理もない。
ある音楽関係者は「“らしさ爆発”といったところではないでしょうか。まだまだ元気ということですよ」と指摘する。
トーク中の声はかすれ気味だったが、退場間際に一瞬見せた“怒髪天”は、まさに往年のそれだった。体調は万全といかないまでも、ロックンローラーのスピリットは衰えてはいないことを証明してみせた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181011-00000056-tospoweb-ent
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