テニプリこと「テニスの王子様」で知られる漫画家の許斐(このみ)剛さん(48)が行ったディナー会について、告知通りの抽選ではなかったのではと、ツイッター上などで不満の声が上がっている。
当選者に常連女性を選んだのではないかというのだが、会を運営する集英社側や許斐さんは、ツイッター上などでこのことを否定した。
■「選考ではなく、編集部による抽選」と説明したが…
「許斐剛の天衣無縫の人生相談~人生って楽しいじゃん~」。集英社のJUMP jBOOKS編集部では、こんなタイトルで許斐さんが読者の悩みに答えるという企画をウェブサイト上で行い、2018年6月4日に同名の本も出した。
それに伴って、許斐さんに直接人生相談ができるディナー会を本の購入者から抽選で選ぶとし、人生相談の公式ツイッターは7月30日、5人が選ばれたと告知した。
ところが、ツイートでは、「厳正な選考の末選ばれた」としたため、ファンらからは、告知通りの「抽選」ではなかったのかとの声が上がった。さらに、許斐さんも、同日のツイッターで、すべてのハガキを読んで何時間も悩んだと明かしたため、「抽選」ではなかったとの疑念もくすぶった。
これに対し、公式ツイッターは、翌31日になって訂正のお詫びを出し、告知に誤った表現があったとして、「許斐先生による選考ではなく、編集部による抽選で当選者を決定しています」と説明した。
これで、いったん騒ぎは静まり、8月14日にディナー会が行われた。しかし、公式ツイッターが翌15日、無事終了を報告するとともに、テニプリのキャラを描いた当選者の1人のネイル写真を投稿したことで、「選考」疑惑が再燃した。
ツイッター上では、告発アカウントも作られ、ネイル写真の当選者は、許斐剛さんイベントの常連の女性ではないかと指摘が出た。
ラジオ番組でも許斐さんと生電話
それは、この女性が8月12日、まったく同じネイルの写真をすでにツイッターに投稿していたからだ。女性は、許斐さんからツイッター上で何度もリプライをもらったり、ラジオ番組でも許斐さんと生電話したりして、ファンの間では有名な存在だった。ディナー会の運営などについて、ネット上で不信感が募っており、「特定の方が贔屓されていたのでは?」「本気で行きたくて応募したファンからしたら辛すぎる」などと書き込まれている。この騒ぎで、女性のアカウントは、非公開設定になった。
一方で、女性の当選について、「そんなの偶然じゃないの?」「本100冊とか1000冊とか買って応募したのでは」といった指摘も出ていた。
許斐さんは16日、ツイッターを更新し、何時間も悩んだとしたツイートが誤解を与えたとし、きちんと抽選したと疑惑には反論した。しかし、「悲しい思いをした方がいらっしゃった事に深くお詫びし、今後このような企画は二度と行いません」とも明かした。
集英社JUMP jBOOKS編集部の編集長は17日、J-CASTニュースの取材に対し、「本当にきちんと抽選させていただきましたが、誤解を招いてしまい申し訳ないと思っています」と答えた。ディナー会募集には数百件も来ており、中には、何冊も買って応募する熱心なファンもいるという。
特定の常連ファンをひいきにしていることはないと説明し、公式ツイッターの写真投稿で女性と特定されてしまったことについては、「不用意だったと反省しています」とした。
許斐さんは同様な企画をしないとしているが、「相談したわけではありませんので、何とも言えないです」と言っている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000015-jct-ent
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