＜平昌五輪＞開幕　冬季史上最多の９２カ国→観客あんまりいない？歓声がほとんど聞こえない。

【平昌・神足俊輔】「スポーツと平和の祭典」、平昌冬季五輪の開会式が９日夜、平昌五輪スタジアムで始まった。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の参加で、大会は政治的な駆け引きの場としての色合いを帯びつつある。「平和社会の確立の奨励」をうたう五輪精神との乖離（かいり）も懸念される中、ステージ中央に浮かび上がった韓国の「平和をもたらす鐘」の音とともに、祭典の幕が開いた。

 

開会式は午後８時に始まった。選手団は五輪発祥の地のギリシャを先頭に、氷点下２度のスタジアムに姿を見せた。今回は冬季五輪史上最多の９２カ国・地域などから２９００人を超える選手が参加。日本は選手団２６９人のうち、９７人が旗手のノルディックスキー・ジャンプ男子、葛西紀明（４５）＝土屋ホーム＝に率いられ、６２番目に入場する。

 

開会式には安倍晋三首相やペンス米副大統領、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長ら１０カ国以上の首脳級も参加。式前のレセプションには約２００人が出席し、主賓席の円卓を安倍氏、金常任委員長ら７人が囲んだ。

 

選手の行進を前に、スタジアム周辺では花火が打ち上げられ、ステージでは韓国に伝わる神話の世界をモチーフにした踊りなどが披露された。

 

最終９１番目には、韓国と北朝鮮が朝鮮半島を描いた「統一旗」を掲げ、チーム名「コリア」として合同で入場行進する。北朝鮮からは、フィギュアスケートペアやショートトラックなどに２２人の選手が参加する。

 

北朝鮮の参加を巡っては、楽団派遣など五輪に乗じた「ほほ笑み外交」で、韓国世論の軟化を図ろうとしているとの批判も集まった。一方で、「南北融和」の契機として歓迎する声もあり、五輪が南北関係にもたらす影響が注目される。

 

また、組織的なドーピングが認定され資格停止処分を受けたロシアは、個人資格で「ロシアからの五輪選手（ＯＡＲ）」として、五輪旗を先頭に入場行進する。

 

大会は２５日までの１７日間、７競技１０２種目で熱戦を繰り広げる。

引用元: 　https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180209-00000117-mai-spo

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