19日放送のテレビ朝日系の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で歌手の沢田研二(70)が17日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だった公演を急きょ中止した問題を特集した。沢田は18日に横浜市内で取材に応じ、中止の理由について、事前に所属事務所とイベンター(チケットを販売し、ライブを制作する会社)から観客数が9000人と聞いていたが実際は7000人で、自身が求める満員にほど遠く、意地として中止を決断したと説明。開演前に会場から帰ったと明かし、「僕の実力不足。申し訳ございません」と謝罪した。
沢田はグレーのスーツにちょうネクタイ姿で報道陣約10人に対応し悔しさをにじませながら公演中止を謝罪した。
「僕にさいたまスーパーアリーナでやる実力がなかった。本当に申し訳なく思ってます」と頭を下げ、「お客さんは『来てんねんから、やれよ』と言うのは分かる。甘いけど、僕はお客さんを信じてる。今回はお客さんに甘えさせてもらい、僕の意地を通させてもらいました」と説明した。
同ライブは17日午後5時開演予定だったが、4時頃に急きょ中止がアナウンスされた。会場入り口に貼られた紙には手書きで「契約上の問題が発生した為(ため)」と理由が記されていたが、沢田は「動員に関する契約上の問題だった」と話した。
同会場は客席が可動式で、ライブ規模によって約1万人から最大3万7000人まで収容可能。事前に所属事務所とイベンター会社から集客状況を「9000人と聞いていたが、実際は7000人だった」と知らされた。リハーサルでモニターを見た時、座席が置けるのに置いておらず、観客が座れないように客席がつぶされているブロックが「6か所くらいあった」ことに腹を立てた。
沢田は「客席がスカスカの状態でやるのは酷なこと。無理だよ。僕にも意地がある」と最終的に自身で中止を決めた。だが、開場時間の午後3時半まで事務所、イベンターから開催を懇願され、押し問答に。
最後はらちが開かず、「今回はできませんと1分でも早くお客さんに伝えてほしかった。僕が帰らないと収まらないならと、3時45分くらいに帰った」という。
中止を決断した自身について「僕は特殊な方だと思う」と沢田。これまでも東北、中国地方などでは集客が少ない中でライブを行ったこともあり、事務所やイベンターに「ライブをやるなら満員にしてくれ、無理なら断ってくれといつも言ってる」。
現在70歳で「あと10年はやる気持ちだけど、こんな調子ではどうなるのか心配」と心境を吐露した。
同ライブは振り替え公演を行う方向で事務所、イベンター会社と話し合いを進めており、「来年5月から始まるツアーまでに会場を探したい」とした。
沢田の説明にコメンテーターのテレビ朝日の玉川徹氏は「ほめられたことじゃないです、当たり前だけど」とした上で「宇賀さんも知らないと思いますけど大スターだったんです、
大スター」とアシスタントの同局の宇賀なつみアナウンサー(32)に振ると、宇賀アナは「今曲聞いてもかっこいいし、いい曲ですね」とコメントした。
さらに玉川氏は「昔の曲はちゃんと歌詞に曲がのっかっていたの。で、そういう風な時代のスターって言われる人は破天荒な人もいっぱいいたし、それが今、伝説となって、いろいろ残ったりしていて。スターって恒星でしょ、光り輝く星でしょ。
あれ恒星だから、近づいたら焼き尽くされるんです。」とし「みんな今のこの社会が不寛容になってお行儀の良いばかっり求めているのよ。よってたかって潰すのよ。ここで許せませんねっていうのは簡単なんだけど、そんなこと言っている方が偽物なんだから」と持論を展開した。
玉川氏の見解を受け、コメンテーターの長嶋一茂(52)も「このことに関しては我々は擁護しているわけではない。ないんだけども、玉川さんおっしゃるように何でもかんでもきれいにすりゃいいっていう社会がどうかっていうことはオレも思っているし。
これは本当にドタキャンわがままなんだけど。沢田さんのファンからすれば、ジュリーまた良くやったみたいな。このことが火が付いてあさっての公演満席になる可能性高いと思う」と示した。
続けて玉川氏が「他の情報番組見て、コメンテーターがどんなコメントするかみんな聞いているといいと思います。これは許せませんねっていう人か、
それともボクらみたいなこと言う人か。他も見て」と訴えるとMCの羽鳥慎一アナウンサー(47)から「あんまり番組で他の番組見てっていう人いない」とたしなめられ「今はここよ。昼の番組よ」と玉川氏は返していた。
最後に一茂が「70歳の破天荒な人がいるという人たちも認めるんだという寛容な気持ちも必要だと思う」とコメントしていた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000046-sph-ent
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