知らなきゃバカにされる!? 通常回より再放送の方が高視聴率の“お化け番組”が、NHKで放送中だ。子供に大人気のバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」の好調ぶりに同局は大喜びしている。
金曜午後7時57分の本放送と土曜午前8時15分の再放送のいずれも視聴率は2桁。しかも再放送の方が高い“テレビ史初の怪挙”に局内は盛り上がる一方。
このままいけば、年末の紅白歌合戦にチコちゃんが出る可能性も十分ありそうだ。 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
「いってらっしゃーいってお別れするとき、手を振るのはなぜ?」「カンパーイってするとき、グラスをカチン、あれはなぜするの?」
5歳の博識少女のキャラクター「チコちゃん」が、ナインティナインの岡村隆史ら大人の解答者に素朴な疑問をクイズ形式で出題。
答えられないと、CGで合成されたチコちゃんが顔を真っ赤にして頭から煙を噴き出したり、目を飛び出させたりしながら「ボーッと生きてんじゃねーよ!」などと叱りつける。この番組が大人気なのだ。
ある芸能関係者は「なかなか答えられない大人を子供がやり込める演出がウケています。チコちゃんの声を担当するお笑い芸人の木村祐一のアドリブもいいみたい。
当初は『教育的に言葉遣いはどうなの?』という指摘もありましたが、答えが『へ~』と思わせる意外なものなので、親子で見ている家庭が多いようです」と話す。
当然視聴率も高い。
「本放送は視聴率10~14%くらいです。それでも十分、高視聴率ですが、再放送の方が視聴率が高いんですよ。9月1日の再放送はなんと16・5%で番組最高の数字を叩き出しました。しかも、土曜日の朝8時台ですよ。テレビマンたちはみんな驚いています」(芸能プロ関係者)
それにしても、なぜゴールデン帯に放送される本放送より、翌朝の再放送の方が視聴率が高いのか。要因の一つは平均視聴率20%台をキープする朝ドラ「半分、青い。」の直後に放送され、そのまま視聴者が引きずられて見ていること。そしてもう一つは純粋に視聴者層の問題だという。
「よく見ているのは小学生たちです。本放送はみんなそろそろ寝ようかという時間帯。でも、翌朝だったら普通に起きていますからね。朝ご飯のときにでも見ているのでは。子供ならではの逆転現象と言えるでしょう」(同関係者)
この好調ぶりにNHK上層部は、跳び上がらんばかりに喜んでいる。悲願とも言うべきバラエティー番組で金の鉱脈を見つけたからだ。
「NHKはドラマやドキュメンタリーでそれなりの評価を得てきましたが、バラエティー番組では『ブラタモリ』以来のヒット。数年後、NHKの看板番組になっているかも。年末には2時間特番も内定しているという話です」(事情通)
こうなれば、見えてくるのが大みそかの紅白歌合戦“出場”だ。昨今の紅白はその年のヒット曲だけではなく、流行や社会現象を演出に取り入れる傾向がある。同局の番組ならなおさらだ。
「チコちゃんがお題を有名アーティストたちに出して『ボーッと生きてんじゃねーよ!』と叱りつければ大ウケ間違いありません。岡村と木村は今のうちにスケジュールを空けておいた方がいいでしょう」(同)
除夜の鐘の前にチコちゃんの叱責が、とどろくのか? 注目を集めそうだ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000006-tospoweb-ent
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