プロ野球・阪神-ヤクルト戦で起きた「幻の犠牲フライ」。
絶好の同点機をフイにしたあの珍プレーは、二走・梅野隆太郎の暴走だったのか。それとも、三走・鳥谷敬に気の緩みがあったのか。はたまた、ランナーコーチらの指示が不足していたのか。
ファンの間で未だに議論が尽きない一連のプレーを、「走塁のスペシャリスト」として活躍した元巨人の鈴木尚広氏(40)はどう見たのだろうか。
■金本監督も「見たことない」プレー
クライマックスシリーズ(CS)進出を争う両軍がぶつかった2018年8月30日の阪神-ヤクルト戦(甲子園)。1点を追う5回、阪神は一死満塁の絶好機を迎える。この場面で、1番・糸原健斗が打ち上げた打球はセンターへ飛んだ。
左中間寄りの深いフライ。中堅手の青木宣親のキャッチを見て、三走・鳥谷はタッチアップでホームへ。飛距離十分の犠牲フライで同点――と思われたが、同時にスタートを切ってサードへ向かった二走・梅野がタッチアウトに。
犠飛での得点を確信した様子の鳥谷は、途中でスピードを緩めて悠々とホームへ向かっていた。そのため、鳥谷のホーム生還よりも先に梅野がアウトとなり、得点は認められず。スコアボードに「0」が表示されると、スタンドの虎党からは大きなため息が漏れた。
まさかのプレーで好機を逸した阪神は、1-3でこの試合に敗れた。スポーツ各紙の報道によれば、試合後に金本知憲監督は「信じられない」「ちょっと俺も見たことがない」と、どこか呆然とした様子で話したという。
なぜ、こうしたミスが起きてしまったのか。試合から数日が経った今でも、ファンの間で激しい議論が続いているこのプレー。9月1日放送の「せやねん!」(MBS系、関西ローカル)では、この一場面を詳細に解説する特集を組んだ程だ。
そこでJ-CASTニュースは3日、代走での通算盗塁数132の日本記録を持ち、「走塁のスペシャリスト」として知られる元巨人の鈴木尚広氏に見解を尋ねた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00000010-jct-ent
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