6週連続で2桁視聴率を獲得し好調の連続ドラマ「グッド・ドクター」(フジテレビ系、木曜午後10時)で、主人公・新堂湊を演じている俳優の山崎賢人さんの演技が話題だ。
湊は、自閉症スペクトラム障害でコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年。
山崎さんが劇中で時折見せる“真っすぐな瞳”といった視線の配り方や早口のせりふなどに、SNSでは「素晴らしい!」「特徴をよくとらえている」と、絶賛する声が多数上がっている。視聴者を射抜いた山崎さんの演技の秘密とは……。
「グッド・ドクター」は、2013年に韓国で放送された同名の連続ドラマが原作で、米国でもドラマ化された。湊が小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながらも、子供たちの命のために闘い、心に寄り添い、成長していく姿を描いている。
序盤では、東郷記念病院でレジデント(研修医)として働く湊が、上司の医師・高山誠司(藤木直人さん)や同僚らから叱責されるシーンが見られた。
第3話では緊急手術が必要なのに病院をたらい回しされ亡くなった少女の物語が描かれた。高山が亡くなった少女の服を縫う湊に“遺族の気持ちは分からない”と声を荒らげたのに対し、コミュニケーション能力に問題がある湊は、
反論せず、“自分の意思”を表明するような真っすぐな瞳を見せ、少女の服を縫い続けた。そして、湊が遺族の感情を動かした。ネットでは「涙が止まらない」「湊の優しさに泣いた」と、視聴者の感動を呼んだ。
山崎さんは湊を演じるために、ドラマの原作やたくさんの資料に目を通した上、クランクインの前に、ドラマの演出を務める金井紘監督らと2日間のリハーサルを行ったという。
山崎さんと表情や視線、仕草など入念に相談しながら湊を作り上げていったと話す金井監督はインタビューで、湊の視線について「山崎君自身が持っているピュアさと、目と手の芝居がすごく重要だなって思っていました。
湊の真っすぐな瞳というのは、意識して作っている」と力強く語り、「湊と真摯(しんし)に向き合い役作りをしてくれた。山崎君はある覚悟を持ってやってくれていると思います」と話していた。
ドラマの公式インタビューで山崎さんは、湊を演じるにあたり「特別な意識を持たずに素直に演じたいです。僕にとってもまだまだ未知数で、無限の可能性を秘めた新堂湊が、皆さんに愛されるような存在になればいいな」とコメントしている。
金井監督が語るように、山崎さん本人が持つピュアさと湊に対する真摯な姿勢が、視聴者を魅了する要因の一つになっているのかもしれない。今後も、山崎さんの“真っすぐな瞳”が視聴者の心をどう動かすのか、注目だ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180818-00000025-mantan-ent
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