さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
AKB48卒業後、着実に女優としてのキャリアを積んできた前田敦子。主役・脇役にこだわらず、様々な役どころに挑戦し、その存在感を存分に発揮しています。
アイドル時代のキュートな雰囲気も残しながら、女優としてストイックに突き進むポテンシャルの高さは、巨匠・名匠と呼ばれる映画監督をも惚れさせるほど。そんな前田敦子の魅力が引き出された名作をご紹介します。
「女優になりたい」。14歳の頃からの“夢”を“現実”に変えて…。
市川準監督の遺作となった『あしたの私の作り方』で念願の映画初出演を果たした、前田敦子。学校でのイジメに悩む女子高生役を好演するフレッシュな魅力で、当時から群を抜いた存在でした。
その後、いくつもの出演作を重ねる中で、彼女のアイドル的なイメージを覆す新境地となった作品が『もらとりあるタマ子』(2013年)。
前田演じるタマ子は、逆ギレが得意な“ぐうたら女子”。実家住まいで、家事を手伝うこともなければ就職活動もせず、ただ食べて、寝て、マンガを読む毎日。“前田敦子史上、もっともぐうたらな前田敦子”を多彩な表情で演じています。
本作は、映画『オーバーフェンス』やドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」などで知られる山下敦弘監督によるオリジナル作品。山下監督とは『苦役列車』(2012年)に続き、2度目の顔合わせとなり、両作を通じて、彼女の女優としての新たな“顔”が引き出されているのは、ファンならずとも必見です。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180812-00010000-nshaberu-ent
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