コラム【今週グサッときた名言珍言】
「安室さんに出会えたことで、私の人生は楽しく、素晴らしく、美しいものになってます」(イモトアヤコ/日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」7月29日放送)
今年9月16日に安室奈美恵が25年に及ぶ芸能生活に終止符を打ち、引退する。その安室の熱烈なファンを公言していたのが、「珍獣ハンター」として人気のイモトアヤコ(32)だ。彼女の引退を前に、ついに対面がかなったイモトが思いの丈を吐露した言葉を今週は取り上げる。
イモトが安室に“出会った”のは小5の頃だという。それから20年、ずっと変わらず好きだった。安室やSPEEDに憧れたイモトはアイドル歌手を志し、中学生時代はモーニング娘。のオーディションにも応募した。
「クラスの中に一人はいるひょうきんなヤツ、それが私(笑)」(「高校生新聞オンライン」14年6月10日)と言うように、クラスでは目立つ存在だった。
中学では陸上部、高校ではハンドボール部のキャプテンを務めた。
やがて自分の容姿がアイドル向きではないと自覚していく一方で、当時ブレークしていた青木さやかのようになりたいと、お笑い芸人を目指すようになった。
上京し青木が所属するワタナベエンターテインメントの養成所を卒業してデビュー。その後、企画内容も全く分からないまま、ある番組のオーディションに参加した。それが「イッテQ!」だった。
そこでは50メートル走が行われた。陸上経験のあったイモトはトップの成績を残し合格。「珍獣ハンター」に抜擢された。もちろん、コモドドラゴンと競走するなんて思ってもみなかった。けれど、提示される企画に「イエス」と言い続けた。彼女は自らを「イエスマン」だと言う。
「もともと、私の中にあまりNOという選択肢がないのかもしれませんね(笑)。でもね、やってみないとわからない事って、世の中たくさんあると思うんです。
まさに経験してみてわかることだらけ! そう思えるようになったのも、イエスマンでよかったことかな」(リクルートジョブズ「タウンワークマガジン」16年3月28日)
冒頭の番組で、イモトは安室に「人生で大切にしていること」は何かを尋ねた。すると安室は「ブレずに生きていきたいなと思っているので一度決めたことはきちんとやり通す」ことと答えた。
「カッコいい」とイモトが感銘を受けていると、安室は「でも(イモトさんも)されてますよね」とサラッと言った。
まさにイモトは、どんなムチャぶりに対しても「イエス」と答えて、できてもできなくても、とりあえず全力でやってきた。それをブレずに続けたから今があるのだ。
(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180805-00000010-nkgendai-ent
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