“筋肉アイドル”として話題の才木玲佳が、先ごろ人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズのキャラクター・春麗(チュン・リー)のコスプレをインスタグラムで披露し話題となった。ネットを賑わせたその理由は、衣装ではなく“筋肉”の再現度。
ネット上には「太ももがゲームそのまま」「筋肉まで含めて春麗を再現したのを初めて見た」と絶賛の声が上がっていた。昨今、美しい腹筋が自慢の“腹筋女子”がブームとなっているなか、“美ボディ”を超越したムキムキの“筋肉アイドル”となった理由を本人に聞いた。
■筋肉美への止まない欲求 “美ボディ”はアイドルたちの新たな武器に
「元々、慶応大学に在学していたこともあって、“高学歴アイドル”で活動していた」という才木。“筋肉アイドル”にジョブチェンジした経緯について聞くと、「きっかっけはダイエットだった」とのこと。ラウンドガールの仕事をする機会があり格闘技のジムに通い始めたところ、「そのうち、格闘技のアマチュア大会にも出たくなって、体を本格的に鍛えることになりました」と振り返る。
実際、「体を美しく鍛えたい」という欲求には一種中毒性もあり、「ダイエット目的でジム通いをはじめ、その後も美ボディの追及が止まらなくなる傾向はアイドルの間でも強まっている」と語るのは、元週刊誌の芸能記者でアイドルのマネジメントに携わる豊沢朱門氏。
このような傾向は“モグラ女子”が流行っている理由と通じる面があると豊沢氏は語る。モグラ女子は“モデル”と“グラビア”を合体させた造語であり、女性誌のモデルと男性誌のグラビアで活躍する女性タレントのことを指す。「これなら、自身の武器である美ボディを二方向で展開でき、女性と男性の両方の支持を得ることができます」とそのメリットを解説する。
つまり、6000グループ以上のアイドルがひしめき合う“アイドル戦国時代”では、“カワイさ”の他に+αを身に付け、それを武器に『キャラ化』することが必要になっているのだ。才木も、「最初は、ファンの方から『なんで才木をムキムキにさせているんだ!』と事務所にお叱りの声も来ていました。でも今は、プロレスをする『才木選手』、アイドル活動をする『れいたん』、それぞれを応援してくださるファンの方がいます」と、体を鍛えたことの効用を教えてくれた。
「私は、自分を『ムキカワ女子』って呼んでいます。これは、ムキムキ“してても”カワイイ、の略ではなく、ムキムキしてて“なおかつ”カワイイという意味です。アイドルにとって筋肉はマイナスイメージと思われがちですが、筋肉とカワイイが共存できるってことを証明するために活動しています!」(才木)
■東京五輪の「健康&スポーツ」特需 その市場を狙うアイドルたち
昨今の“腹筋女子”ブームに加え、AKBやアップアップガールズなどのプロレス参戦によって、“筋肉をつける”ことのマイナスイメージは業界内でも薄くなりつつある。さらに、彼女たちが“美ボディ”を求める理由として、自身の売りとなる“武器”を増やすためであることは前述した通り。一方で、「そこには社会的背景も関係している」と豊沢氏はいう。
「2020年の東京五輪が関係しています。3年ほど前から、五輪関連の仕事が如実に増えています」と強調する豊沢氏。それは、五輪を見越して多くの芸能系企業が“健康”と“スポーツ”を意識した仕事を増やしつつあるのだという。
「五輪特需を狙う企業にとって、“美ボディ”のアイドルやモデルを使うことで、企画の説得力が生まれるんです」と豊沢氏は説明する。このように、昨今のアイドルたちによる“美ボディ”ブームは、筋肉系のアイドルを受容する一般層の意識変化と、五輪を見据えた芸能事務所の意向の両面が作用しているようだ。
■美ボディの追求は、「筋肉アイドル」たちの“セカンドキャリア”にも影響
美ボディを追求するタレントたちの間で、筋トレを突き詰めるために、トレーニングの勉強をするモデルたちが増えているようだ。才木も、「トレーニングをして3年目になりますが、いずれはパーソナルトレーニングの勉強もしていきたいと思っています。知識をもっと深めて、より質の高いトレーニングをしたいですね」と、その高まる“筋肉美への欲求”を話してくれた。
こうしたトレーニングの勉強や資格を取る動きには、才木のように“筋トレの質を高めたい”というモチベーションの他に、「セカンドキャリア」を見据えた動きもあると豊沢氏。
「先ほど五輪需要の話をしましたが、昨今の“美ボディ”ブームにより、パーソナルトレーナーの需要が高まっている」とのこと。そのため、モデルの仕事獲得のために体を鍛えつつ、将来の選択肢として、パーソナルトレーナーの道を模索し、資格取得を狙っているアイドルやモデルも増えているようだ。
■アイドルとして生き残るために『キャラ化』!? “ムキカワ女子”はその成功例となるか
才木自身「筋肉アイドルとして“唯一無二”の存在になりたい」と力説。「私が目指しているのは“美ボディ系”ではありません。ゴリゴリの“筋肉ウーマン”。男性が見てもカッコイイと思ってもらえるバルクのある体を目指しています」と語っている。
実際、披露した春麗コスプレでは、その筋肉の再現度でSNSの話題をさらった才木。まさに、自身がアピールする“唯一無二”の筋肉アイドルとして『キャラ化』に成功していると言えるのではないだろうか。
アイドル戦国時代の中でどう生き残るかを模索するアイドルたち。才木のように『キャラ』を確立し、他のアイドルとの差別化を果たすことは有効なアピールポイントとなるはず。今後、アイドル界にどんな新しいキャラが登場してくるのか楽しみだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180502-00000326-oric-ent
みんなのコメント
サバイバル系のバラエティとかも出れるなら結構いろんなのにでれるんじゃね
男の体力自慢芸人みたいな仕事の女verを独占できそう
女性らしいと言えばそうなんだけど、筋肉キャラでいくのならもう少しカットが欲しい。
絶対こんなの人気にならない
あとは健康や生理機能に問題が出てなければ、また今後出なければいいんじゃないんでしょうか。
無茶してるとアラサーになる頃には、
筋肉、血管、内臓が
ボロボロになってしまうよ。
脳が??処理に困っている。笑
白人に鍛えてるナイスバディーの方多いもんね。
肩があると男性的なごりごりになるし、肩だけおさえると女性らしいムキムキになりそう。あ、後上腕二頭筋もかな。