みんなビットコインで儲けたい。
TwitterのCEOとして知られるジャック・ドーシーですが、実は仮想通貨にも対応するモバイル支払いサービス「Square」のCEOでもあります。そんなドーシーは、10年以内にビットコインが世界の法定通貨の供給を上回ってしまうだろうと予測しています。
もちろんそれはSquareにとってもありがたい展開なわけで、希望的観測という点は差し引いてこの発言を理解したほうが良いかもしれません。
仮想通貨が世界における取引の主流になる、という今回の大胆な予測はThe Timesでのインタビューで語られました。ドーシーは、仮想通貨のなかでもビットコインがその存在になるだろうと考えているようです。
「世界は最終的にはたったひとつの通貨を持つことになるだろう。インターネットはひとつの通貨を持つだろう。私自身はそれがビットコインだろうと思っているけれど。おそらく10年以上はかかるかもしれない、もしかしたらもっと早く実現するかもしれない」と語っています。
ドーシーの最近の投資先にはLightning Network(ライトニング・ネットワーク)という会社が含まれています。この企業はビットコインが抱える遅い処理速度と、あまりにも幅がありすぎる取引手数料の問題(スケーラビリティ問題)を解決することを目標としています。
彼によると「ビットコインは現時点では効果的な通貨になる性能を持ち合わせていない」とのこと。しかし「ブロックチェーンによって構築された、より新しいテクノロジーのおかげでビットコインはもっと近付きやすくなるだろう」と述べています。
The Wall Street Journalに掲載された、Huawei(ファーウェイ)とOxford Economics(オックスフォード・ エコノミクス)が共同で発表した試算によると、「デジタル経済」は2025年までに23兆ドルまで膨れ上がるとのこと。ビットコインがこの規模の経済を支えるためには、一つのビットコインがかなりの価値を有する必要があります。
元々はセキュリティ会社の創立者として知られていたものの、近年は妙な言動で話題を呼んでいるJohn McAfee(ジョン・マカフィー)は2020年までにビットコインがひとつ100万ドルの価値になると発言して話題になりました。ところがビットコインが実際にデジタル経済のメインの通貨になるとしたら、実際に一つ100万ドル程度には達しないといけないんです。最近の大暴落の後、ここから100万ドルまで価値をあげようとしたら、指数関数的な成長を見せなければいけません。
そのため今回のドーシーの発言はやはりちょっと大胆すぎると言えます。仮想通貨に対するテック業界の盛り上げ方に対しては批判も多く出されています。2008年の経済危機を予測したニューヨーク大学の経済学教授であるNouriel Roubiniはそのうちの一人です。彼はビットコインは投機バブルであり、そのうち崩壊すると警告しています。
ビットコインの価値が暴落するなか伸びている仮想通貨もありますが、全体を見るとマーケットには詐欺や失敗にあふれています。Facebook(フェイスブック)やGoogle(グーグル)は最近になって、仮想通貨の広告を禁止しましたが、その背景にはこういった現状があるのでしょう。
こんな大胆な発言をしているドーシーですが、Twitterも仮想通貨の広告を禁止する計画がある、と報道されています。たとえ彼の予測が当たったとしても、それが本当に一般人が持つ「経済的なアクセスを拡大させる」ことにつながるのか、それともシリコンバレーや大手銀行がさらに巨額の利益を得ることにつながるのか、はまた別の問題です。
まぁデジタル経済のごく一部だけを切り取っても非常に大きな利益を上げられるので、ドーシーのビジネスという点ではこの予測が外れてもそれほど問題ではないでしょう。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180407-00010008-giz-sci
みんなのコメント
価値ある貴金属でもない。紙。
そんなもが、なんでそれ以上の価値あるものと交換出来るのかな?
基本は、物々交換の潤滑剤だよ。
でも、ちゃんと機能してる。
通過が世界で統一されないのはなぜ?
交換レートを変えられるって事は?
権力だよ。国なり権力者の既得権益。
通過の概念が無い所で札束紙をどれだけ積んでも牛とは交換してくれない。
相手にとって価値のないものだから。
形の無い権力を権力者が数値化して争ってるどしたら?
統一なんてされたら、困るよね?
銀行なんてのは、無くなるんじゃない?
日本が消える可能性よりもビットコインが残る可能性の方が高けーぞ
この人、恐らく保有してて暴落して損失だしてるから、値を戻そうとこういう事言ってるんじゃねぇの。
ビットの支払い手数料高過ぎ。
店頭で買い物する時、1300円もの手数料が発生するって、ビットで1週間生活してみたって記事で読んだ。
こんな高い手数料掛かる通貨が単一通貨になり得る訳がない。
中国がそれを許せばという大前提がある。
それが大問題。
中国人が博打に使うから、やってみる価値はある。
ただし、今は駄目だろうな投資すればもっと下がる。
中国人の動向次第。
金持ちが博打に使う限り、強引な相場作りも将来あり得る。
いくら値段が高くても売れない中国国内の不動産よりビットコインはよほどまし。
いつかは相場が来る。
日本人がマイニングに参加していることを見ても仮想通貨としての地位は確立された。
信認を与えているのはこのCEOや我々自身。
中国人はますます豊かになってしまう。
大胆予測じゃなくて、愚劣な思考だな。
国がそんな物の存在許す訳ないじゃん
実際の話、皆投機だからやってるだけ。
もっと新たな魅力、利便性を考えないと、変動が少なくなったときに手元に残しておきたいとは誰も思わない。
そんなに洗脳したいのか?w
ビットコインの方がまだ将来性ある気がする。
ただ、発展途上国をはじめ、自国の通貨に力も影響力もない国らは仮想通貨に介入し、間接的に影響力を得ようとする。
事実、米ドル、円、ユーロなど現在の通貨の主流とされる国々は一貫してビットコインをはじめとする仮想通貨には否定的だ。
そりゃそうだ、仮想通貨に取って代わられて影響力を失うことに何の利益も見いだせないからだろう。
「通貨発行権」は国家が国家たりえる大きな柱の一つであり、現状世界で流通量が増えればそれは国家の世界への影響力へと直結する。
仮想通貨が世界で最も流通するとするならば、その時は国家としての定義、姿、形をも変わるということ。
仮想通貨以外に世界に急速に波及していったものは多いが、あくまで現状の世界システムを変えないというのが前提。
仮想通貨は水爆より恐ろしい毒薬。
ビットコインは、Wikiや書物にネット通貨の黎明期の端緒・徒花として記述されるくらいの存在として後代に語られる程度に終わるだろう。
まぁ吉田松陰くらいかな。
世界共通の単一通貨は、各国が金融政策を不要としない限り実現しないのではないか。
現在の経済体制から見て、最適通貨圏が地球全体という状況には思えないし。
少し前に同じこと言ってる人が沢山いたから珍しくもないかな
今の状況で発言したことにみんなが驚いたと思う