協会を利する結果に
記者会見場の国技館大広間に、池坊保子議長の高い声が響いた。「貴乃花親方の理事解任が決定しましたのでお知らせします」。日本相撲協会は4日、臨時評議員会を開いて12月28日の臨時理事会から付議されていた貴乃花親方の理事解任を承認し、鳥取簡裁も元日馬富士に罰金50万円の略式命令を出した。
元日馬富士が起こした傷害事件はこの日、関係者の処分という表層的な決着までは何とかたどり着いた形だが、発覚以来、人々の事件を見る構図はすっかり「協会VS貴乃花親方VS白鵬」になってしまった。2カ月近い間、この3者は何をしてきたか。
協会は事件当初の認識の甘さを、率直に認めてこなかった。貴乃花巡業部長の報告遅れは事実だが、九州場所直前の理事会でも事件を話題にしなかった理由を、鳥取県警から「場所後に本格的な捜査をするので、それまではマスコミにも漏れたり力士が動揺したりしないように」と要請されたためだと説明。この日も池坊議長は「決して隠蔽という意味ではなく、場所後には公表するつもりだった」「(場所前の)理事会にも伏せていたのは事実で、その判断は大変難しい」と協会の対応に理解を示した。
世間一般に、コンプライアンスが叫ばれ、社会的影響のある不正や違反は早期公表が求められるようになった今日でも、従業員同士の暴力沙汰はなるべく当人同士、組織内で処理を図ることが多い。しかし、2007年に時津風部屋傷害致死事件を起こした相撲界は、暴力根絶に取り組み、成果を厳しく問われている。頭部に裂傷を負い、加害者が横綱となれば早い初動と情報公開が必要だった。貴乃花親方が組織内で処理される恐れを抱いて被害届を出したのは正当な判断で、協会も表向きはとがめていない。
ところが、その後の貴乃花親方の行動は不可解だった。元日馬富士の引退記者会見で伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が「私は全部、筋道を通してきちんとやってきました」と強調したのと同じように、協会は終始、礼と理を尽くして危機管理委員会への調査協力を要請しているのに貴乃花親方が応じない、との姿勢を取り続ける。
これに対して貴乃花親方は、狙い通りに事件が騒がれ同情も集まったのに、明確な主張をせず、ただ頑なに抵抗を重ねた。12月20日の臨時理事会に提出した意見書も、危機管理委の聴取に対する説明も「やはりこの弁明はちょっとおかしい」(池坊議長)「弁明になっていなかった」(理事会出席者)と一蹴され、結果的に協会を利した形だ。親方が「全容解明」を託した司法の判断も、罰金50万円の略式命令。モンゴル勢の日頃の行いに問題があったとしても、そもそも捜査当局の守備範囲ではない。
事件当日、自らの説教が発端となり、暴行をすぐに止めなかった白鵬は、九州場所の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関が再び土俵に上がれるように」とやって万歳三唱。一人いい子になろうとした。一方で、貴乃花巡業部長の下で冬巡業はできないと発言し、批判されつつも思惑通り貴乃花部長は冬巡業から外れた。
◇ファンが見せられたもの
結果的に相撲ファンが見せられたのは、それぞれの自己保身、責任転嫁、唯我独尊、激しい憎悪、そして四方八方を立てる落としどころ探しだった。再発防止委員会の設置もまだこれからだ。
そんな状況で1カ月後に理事候補選挙がある。「八角体制はそう簡単に崩れない」と自信を見せる幹部がいる半面、貴乃花親方も立候補できることになり、「貴乃花陣営の激しい反撃が始まる」と見る向きもある。当選しても理事就任には評議員会の同意が必要で、池坊議長は「また話し合いをするなどの過程を経て、真摯(しんし)に決めていく」と述べるにとどめたが、師匠と理事の立場を両立できなかった親方の理事再任の是非をどう判断するか。2カ月間の不毛な攻防で、改革を望みながらも貴乃花親方の手法に疑問を覚えた親方もいる。
1932年に起きた「春秋園事件」では、幕内天竜ら32人の力士が相撲協会に10項目の改革要求を突き付け、回答を不服として新団体を設立した。さらに別のグループによる新団体も生まれている。天竜の改革案は鋭く、先見性に富んでいた。
現在の相撲協会は当時より複雑な状況に置かれ、改革の必要性だけでなく、薄れた厳しさを健全な形で取り戻す難題も抱える。「私」を捨てた論点明快な議論、あるいは八角体制派でも貴乃花一門でもない発信者の出現…。何らかの新たな展開がないまま選挙をしては、大相撲は今回も、危機を「乗り越えた」のではなく「切り抜けた」だけになる。(時事ドットコム編集部)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180104-00000111-jij-spo
マスコミの前に現れて何度も訪問するのはヤクザのやり方にしか見えなかったな。
暴力追放が一番対処しなければならない事。
そっちをどうしてるのか、やってないならば協会の方が問題だと思うのどけど…
漏れたり力士が動揺したりしないように」と要請された~。
>場所後に
警察からの捜査に協力する様に相撲協会に連絡があった時に
相撲協会から「場所後にしてくれ」と言ったからでしょ!!
>マスコミに漏れたり
同席力士他関係者が事件発覚を知り口裏合わせをしないよう
に要請しただけでしょ。都合よく解釈を捻じ曲げ過ぎ。
>力士が動揺しない様に
同席力士が口裏合わせしない様事件発覚を当事者に知られないよう
と言う要請内容でしょ。普通に考えればばれる嘘は政治がならでは?
7人のうち欠席2人で5人全員同意見でって始めから処分は決めてた。
形式上集まって適当に雑談して時間見計らって記者会見 おつ!
体裁繕う気も全く無しの理事長野放し人事。
せめて最高責任者の「八角理事長」くらい辞任&時期理事選不出馬
くらいの表明を執りつけてからにしろ。
世論は味方に付けてもマスコミにはノーコメントを貫き、不評を買ってしまったのも敗因?ではないか。
それにしても事件当事者の日馬富士や関係者の白鵬、責任者としての協会側が金銭での罰則に対して、貴ノ花親方だけ理事解任はバランスが悪い気がします。
何だ!この老婆??????
暗黒組織のカルト協会の黒幕は、不気味だ。
この無能婆さんこそ、解任されるべき!
こいつが、居る限り相撲協会は改革出来ない。
今の相撲協会じゃ日本が腐る!
事件は事実にせよ、故意に事を大きくしてる行為をしてるのは印象が悪い。
隠蔽工作を図ろうとした相撲協会、
公開した貴乃花。
常識から見れば、貴乃花が正しいことが
明らか。
これだけ世間が貴乃花に軍配をあげても、
反する方向に向かう訳だ。
相撲協会はどこを見て判断しているのだ?
ファン無視して貴乃花憎しで
八角理事は軽い罰で
被害者の親方は理事解任…。
相撲など絶対に二度と見ない。
余りの醜さに反吐が出る。
相手の犯罪がなければ、何も生じなかった話しである。すべての原因は加害者側の責任である。なのに、池坊保子は当初からマスコミを通じて貴乃花親方を徹底的に批判していた。こんな偏った思想の無能な人間を、役員に持ち上げている相撲協会はもう終わりである。
私利私欲を守る協会、日本の国技の心を分からぬ恥綱、こんな状況が恥ずかしくないのだろうか。
今の日本の政治家と同じくらい恥ずかしい。
政治も相撲も勝つ事だけで私欲の集まり。
一人の力だけでは裏ではびこる悪には勝てないだろうが、日本という国を背負う者には、正しい事には迷わず進む人の集まりであって欲しい。
日馬富士のやり過ぎに間違いないが、遺恨の無いように納めて力士の未来に負担をかけないようにするのも巡業部長、親方の仕事だと思うが。
子供たちも、大人もきっといじめを受けたら受けた側のその後の対処が悪いと、酷い人格否定を受けるという様子をまのあたりにした。
暴力もひどいけと、日馬富士はあやまった。
池坊氏の言葉の暴力は公正さを欠く言葉の暴力は許されるのか?
八角氏擁護する池坊氏は、どういう経緯でえらばれたのか。公正な人か評議委員になるべきてわはないか?どみなが思ったのではないか?
正義は立場によって違うものだと思います。
冷静にみて、組織論に立って協会は動いた。
貴乃花さんは不満等自分の思いで行動した。
両者ともそれなりの理由はあったのだろう。
しかし、貴乃花さんは協会に所属する理事であった。
協会から給与や補助金等もらって生活している。
そんな立場で組織に協力しなかったら、悪の組織でなくても処分があるだろう。
重い、軽いは第三者が決めることではない。
貴乃花さんがやりたいこと(改革?)やるならば、しっかり手順踏むべきではないか。
努力して理事長まで上り詰めればよい。
相撲協会を否定したら、自分の小さいころからの人生を否定することになるのではないか。(親の代から協会に属し、お金頂いている)
その自己矛盾に向かわない限り、改革も相撲道とやらも実現しないと思います。
この女の周りの人間はヒモか?
理事を辞めさせる理由は思い通りに言う事を聞かないからか?
情けない協会よりの中立のはずの池坊も只自分の身を守るためにマイクを持っている
水戸黄門の様な人が今の時代は無理なのか
貴乃花親方を応援しよう
オフラインを含めた世の中では、ヤフコメほど貴乃花親方支持の人は多くないでしょう。
警察に届けたのは良いとして、その後が意味不明だから。
そして何より、貴乃花親方自身がオカシイ、尋常ではない。例えば四股名とは力士の本名、出身地の地名や山河名などに一門の一文字を前後どちらかに着けるのが一般的で、親方が嵌まっている胡散臭い宗教の祭主や創始者の名前など使うべきじゃないでしょう。カウンセラーか心療医師と向き合う機会が有れば良いのだけれど、明らかに眼がオカシイ、弟子たちが気掛かりです。