若者にとって、今や「テレビよりネット動画」というほど定着しているが、新年早々ネット動画の未来に暗雲が垂れ込めているようだ。アメリカの人気動画投稿者、ローガン・ポールが、自殺の名所として知られる青木ケ原樹海に立ち入って遺体を撮影。公開した動画が炎上し、波紋が広がっている。また、同じくアメリカの人気コンビ・Nick&Dan(ニックアンドダン)が日本で女の子をいきなり抱き上げ、連れ去るドッキリ動画を公開していたことが発覚し、チャンネル削除を求める声が寄せられている。こうした問題を受け、配信元は不適切動画への対策強化に動き出しているが、日本でもネット動画投稿者の炎上は増加する一方。今回の事件はネット動画時代の“終りの始まり”なのか?
◆炎上狙いの過激動画 行き過ぎた行為が犯罪に
昨年、日本の動画投稿者が起こした事件をざっと見ると、「サイゼリアで全品頼んでみた」動画撮影のために入店したチョコレートスニッカーズ(現:チョコレートスニーカーズ)が、ソファーで寝転ぶなど周囲に迷惑をかけたあげく、大量に食べ残したことを告発されて炎上し、謝罪。個人の価値を仮想株式に見立てて売買するサービス「VALU」で、インサーダーの疑いをかけられ炎上したヒカルや、「白い粉」をわざと警察の前で落として逃げる動画を撮影し、偽計業務妨害罪で逮捕された事件、さらにヤマト運輸の営業所でチェーンソーを使って脅し、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕された事件などがあげられる。
YouTubeでは、動画1再生あたり0.01円~0.5円程度の広告料が動画主に支払われるというシステムの中で、視聴数のために狙って“炎上する”YouTuberが数多く存在している。どんどん過激化する動画内容や、YouTuberたちの人気に乗じるビジネスの過熱化が社会問題化しているわけだ。そもそも、なぜここまでYouTuberがもてはやされるようになったかと言えば、テレビ番組に対する規制強化→衰退がある。テレビが面白くなくなればなくなるほど、視聴者は規制のゆるいネット動画コンテンツのほうへと興味が向かうのだ。
◆流血も平気で放送!? 現在のネット動画同様の過激さがあった過去の民放バラエティ
かつてはテレビのバラエティ番組でも、たとえば『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)では、参加芸人たちが体を張り、多少の流血沙汰があろうと平気で放送していたし、『進め!電波少年』(同)でも松村邦洋がチーマーに取り囲まれて暴行されるなど、観ている視聴者のほうがハラハラするような場面がふんだんに繰り広げられていた。他のバラエティにしても潤沢な制作費を背景に豪華なセットを組むなど、いずれにしても現在のテレビでは到底見ることができない過激なものばかりだった。
しかし、2000年代に入りBPOの規制が厳しくなると、そうした過激な映像がテレビでは見られなくなる代わりにネット動画がメディアとして台頭、テレビの後追いのようにビュー数を稼ぐためにコンテンツの内容はエスカレートする一方となっている。海外においてもそれは同じで、YouTube上で麻薬組織のボスを侮蔑する発言をしたメキシコの17歳の人気動画投稿者が武装集団に襲われて死亡したほか、動画を撮影中に恋人を誤って銃殺してしまったアメリカの事件、中国においても人気の動画投稿者が62階のビルの屋上から転落して死亡するなど、ここ最近でも全世界でネット動画絡みの死亡事故が相次いでいるのだ。
◆安全は自己判断の“素人”が過激化に走る危うさ 視聴者にも危険が…
かつてのテレビバラエティ番組で、いくら松村や出川哲朗などの芸人たちが体を張ったと言っても、制作側も含めてやはり彼らは“プロ”集団。時には事故も起きたりするが、視聴者のほうでも(そんなにヤバいことにはならないだろう…)という、どこか安心感のようなものがテレビにはあった。
一方のネット動画は、人気があろうがスター扱いされようが、基本的には素人だ。そんな“素人芸”が、テレビで育った中年以上の層からは(こんな学芸会レベルの「○〇やってみた」のどこが面白いんだ?)という反発があると同時に、若い層からの圧倒的な共感も得ているのである。今のネット動画人気を支えているのは、小・中・高校生といった子どもなのであり、動画投稿者にしても、イケメンよりは等身大の普通のキャラのほうが人気が出るとも言われているのだ。
先述の青木ケ原樹海に立ち入って遺体を撮影した件を受け、YouTube側も審査基準を設けるなど、コンテンツ内容に規制を加える対策を講じ始めた。実際、人気のネット動画を見た子どもが熱湯を飲んだり、火を扱うことで死亡するという事件も増加していることから、配信者も視聴者を置き去りにするような過激さばかりを追いかけていると、共感されるどころかテレビと同様、過剰なまでの規制がかかる可能性も十分にあり得る。世界中の視聴者が国境を越えて参加できるネット動画だけに、炎上商法がより収入を得られる現状をどのように改善していくのか、今後の展開を注視したいところだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180118-00000384-oric-ent
とゆーコトがよく分かる記事ですな。
例えば動画をアップする時に即時公開ではなく、ある程度の審査を経て公開されるようにするなどしたらどうか
(もっとも、これらは人手も必要になるので現実的と言えるかどうかわからないが)
素人ではこの程度の案しか出てこないが、専門家であるYouTube担当者なら適切な対処方法を見つけ出せるでしょう
YouTuberも自制するところが必要だが、YouTube自体も規制したり、ガイドラインを制定するなどして法規制に至る前に許容範囲を超えない・超えさせない対応が必要だろう
法規制にしてしまうと必要以上に規制されてしまうので、フレキシブルに対応できる「自主規制」を求めたい
結局のところ落ち着くところに落ち着くんだと思う。
なので不適切な動画のすべてを弾くなんて事は出来ない
評価が6対4なら60%しかお金貰えないとかこの辺も視聴者側にやってもらうようにしないと追いつかないと思う
既に修正方針は出ているようだけど、内容やカウントの増え方を精査するとかして支払いは早くて半年後みたいにすれば、炎上上等でとにかく瞬間的にカウントを稼ぎたいだけの粗悪で粗末な放送者はだいぶ駆逐されるんじゃない?
実際ユーチューブからの広告経由でどれぐらい売れるもんなんだろ
まあ、そのうち広告費なんて無くなるさw
アップする人の身元確認がハッキリしないとダメとか、ルールを徹底してほしいです。
過激なチャンネルに広告を出す企業は限られるだろうし、視聴者層と広告のターゲット層の相違を最小限にできる。
多くの広告を獲得するために、大手ユーチューバーは過激動画を控えるだけでなく自分のチャンネルの視聴者層や平均視聴時間などの自発的開示にも繋がり、よりオープンな環境が作られるんじゃないかと思う。
あんなものが人気あるなんて
人類の知能も地に落ちたものだ。
この考えのヤツが多過ぎ
そりゃ規制されるよ
テレビでも許されるべきだと思う
同じ広告収入で成り立ってるのに
何でユチューバーと称される
低脳で非常識な奴等だけ野放し
状態なのか理不尽だと思う。
そりゃあ小学生憧れの職業になる訳だ(笑)
その小学生たちも普通なら『Youtuberって、あったよね』と、過去の憧れは自然消滅するはずだけどね
一部こじらせた人が悪質なYoutuberになるのは食い止めないといけない
真面目で実のある動画内容で視聴者を伸ばしているユーチューバーもたくさんいる。規制となればそういう人たちにも迷惑がかかるし投稿を辞める人も出てきて盛り下がる。
民法は商売なので規制だろうがおもしろい内容を作っていく努力をするけど、動画投稿は盛り下がったらただひたすらオワコンになるだけ。ひとつの文化がまるごと終わります。テレビの規制とは訳が違う。
もちろん革新的な部分はあるけれど、本質は運用する人間の性質が変わったわけじゃないから変わらない
テレビ局側も、国民側も「もうBPO無視していいっしょ笑」って言う雰囲気で満ちている。年末以降、結構挑戦的な番組も増えた。
結局、公正・正義でない組織は自壊するという事の見本みたいなもん。
来月から既存チャンネルにも適用。月数万円稼いでいた中堅YouTuberはクビということ。
この基準を満たすまでは収益を得られないので過激な動画は淘汰されるものと思われます。
金にもならない場所よりも金になりそうな場所に移動したというだけだろ
ただでさえ犯罪スレスレ行為で炎上してるのに、
再生回数稼ぐ為の行為自体ががエスカレートし、犯罪が横行しそう。そうなった時の犯行理由が「再生回数を稼ぐ為にやった。」、「憧れのYouTuberを模倣した。」なんてのは目に見えてるし、その場合の被害者は間違いなく動画視聴者含む一般人。そんな理由で犯罪に巻き込まれなんてたまったもんじゃない。しかも、「将来の夢はYouTuber」と言った子供がデビューした時、並みの動画では再生回数伸びないからという理由で炎上動画に手を出すリスクも跳ね上がる。今はまだこの程度で済んでいるが、YouTuber自体の数は減らすべき。加えて、最近のYouTuberは大量購入による消費が激しい。まだ、影響出るレベルではないが、YouTuberによる大量消費者が増え、生産者の人数が減っていき、このままでは需要と供給の経済バランスが崩れそう。
投稿者の身柄は特定させておく事
そして何かあればその投稿者が
しっかり責任を取れる状況にしておく事
また広告収入を得る為には
その登録情報を基に審査をし権利を与え
権利を得た者でも者でも
何かトラブルを起こした場合は
その資格を有期、または無期で喪失させる
それで少しは改善すると思う
ドリフとかカトちゃんケンちゃんとか、ウッチャンナンチャンとかは面白かったけど、あれは別に過激でもなかった。
過激だから面白かった、今は過激じゃないからつまらない、なんてことはない。
今だってイッテQのお祭り男とか面白いもん。
テレビ場馴れが進んだのは、色々な選択肢が増えて、決まった時間にTVの前に座るという習慣自体が時代遅れになったからでしょ。
番組がつまらないのは、業界が成熟してマンネリ化してるからじゃないの?
マンガでも小説でも絵本でも音楽でもゲームでもドラマでも、過渡期は様々な試みがあって刺激的で面白いけど、ネタが出きって成熟するとマンネリ化して小手先だけのつまらないものが多くなる。
ユーチューバーの動画を一度も見たことがないのに、偉そうにすんません。
あと今は問題視されてないけど、再生数一万前後の動画投稿者間でパクリ疑惑や盗用問題が近い将来、結構な火種になりそう
もう儲からない仕組みが出来ました。