17日のさいたま公演でドタキャン騒動を起こした歌手、沢田研二(70)。18日には沢田本人が「客席がスカスカだったから」と理由を明かした。そこに浮かび上がるのは古希を迎えたロック歌手、ジュリーのプライドだ。とはいえ、ドタキャンの代償は高すぎたか。
18日、報道陣の取材に応じた沢田は、9000人と聞かされていた観客数が実際には7000人だったとし、「客席がスカスカの状態でやるのは酷なこと。僕にも意地がある」と公演を中止した理由を明かした。
ただ今回のツアーをめぐっては、「ジュリーのこだわりで構成されており、ファンからみるとちょっと物足りない内容だという声も上がっています」と音楽関係者は指摘する。
実際、今回のライブでジュリーを代表するヒット曲は、オープニングの「カサブランカ・ダンディ」と、大ラスの「ヤマトより愛をこめて」ぐらいだという。
「ステージにはギターとジュリーの2人。アルバム収録曲や反原発ソングを演奏していたそうです」と先の音楽関係者。ただこう続ける。
「古希を祝うライブでもあるので、自分の好きなことをやろうとしたのでしょう。ただヒット曲ではなく、今の曲にこだわるのはジュリーにはよくあることです」
放送関係者はこう明かす。「最近は昭和歌謡を紹介する番組が増えましたが、ジュリーの姿を見ることがない。というのも、昔の曲だけでなく、今の曲も歌わせてほしいということになるからです。番組としては使いづらいですね」
先の音楽関係者は「歌手としてのプライドです。ヒット曲が多いのでアイドルと見られているがもともとはロック畑。GSブーム後、萩原健一らと組んだ『PYG』はまさにロック。古希を迎えてもやっているのはロックですから」と指摘。
そしてこんな声も。「振替公演を行っても、会場費や設備費などで4000万~5000万円の損害は出るだろう。さらにテレビからもお呼びがかからなくなり、代償は高すぎる」とイベント会社関係者。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000008-ykf-ent
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