27日に原発不明がんで死去した俳優、柄本明(69)の妻で女優、角替和枝さん(享年64)の訃報を受け、親戚の俳優、奥田瑛二(68)、エッセイスト、安藤和津(70)夫妻が29日、東京都内にある柄本の自宅を弔問した。
柄本夫妻の長男で俳優、柄本佑(31)の妻が奥田夫妻の次女、安藤サクラ(32)。奥田の所属事務所は「そっとしておいてください」と悲しみを“代弁”した。サクラは30日、NHK「うたコン」(火曜後7・30)に生出演する。
次女のサクラは昨年6月に長女(1)を出産し、現在はNHK連続テレビ小説「まんぷく」のヒロイン役で大人気。うれしい話題が続いた柄本・奥田両家だが、この日の奥田・和津夫妻は沈痛の表情で悲しみに暮れていた。
さわやかな秋晴れが広がる午後2時ごろ、夫妻はタクシーで到着。約20人の報道陣が集まる中、奥田はグレー、和津は黒のコート姿で無言のまま自宅に入った。角替さんを看取ったのは夫の柄本、長男の佑らで、奥田夫妻はこの日、“悲しみの初対面”となった。
奥田は9月公開のV6・岡田准一(37)主演の映画「散り椿」(木村大作監督)に出演するなど多忙だったが、来月からクランクインする作品のため、
今月末までオフ。所属事務所はサンケイスポーツの取材に「そっとしておいてください」と大切な家族を失った喪失感を代弁した。
同日夜には11月8日に舞台「誰もいない国」(東京・新国立劇場)の初日を控えた柄本が帰宅。報道陣の問い掛けには答えなかったが、奥田夫妻と、弔問に訪れた渡辺えり(63)と4人で角替さんをしのんだ。
一方、サクラはこの日「まんぷく」の撮影リハーサルをこなし、義母の亡きがらとはまだ対面していない。
同作のオファーは長女を出産してまもない時期に受けたため、出演を迷ったが、角替さんに「これ(朝ドラのヒロイン)やらないなら、仕事をやめな」と厳しくも温かい言葉で背中を押されて出演を決断。
複数の関係者によると、深い悲しみに暮れるサクラだが、恩返しのためにも演技に集中。その思いは、女優業に誇りを持っていた義母に届くはずだ。そのサクラは、30日生放送のNHK「うたコン」にゲスト出演。角替さんの他界後、初の公の場となる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000005-sanspo-ent
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